晩秋の三溪園は紅葉づくし

期間限定公開される「紅葉の遊歩道」からの眺め(2015年12月10日撮影)

期間限定公開される「紅葉の遊歩道」からの眺め(2015年12月10日撮影)


三溪園は、美術愛好家の原三溪によって作られた、17.5万平方メートルの日本庭園です。東京ドーム4個分もの広さで、1906(明治39)年に公開となりました。園内には、京都や鎌倉から移築されてきた歴史的建造物17棟が点在しています。そのうち、国指定の重要文化財は10棟、横浜市指定有形文化財は3棟も。貴重な建造物が一度に見られるのは、「三溪園ならでは」と言えるでしょう。

例年、三溪園の紅葉は11月下旬からはじまり、12月初旬にピークを迎えます。横浜でおすすめの紅葉スポット、ぜひ一度、晩秋に訪れてみてください。

内苑にある期間限定の遊歩道は必見

何といっても見逃せないのは、期間限定公開される紅葉の遊歩道。内苑の「聴秋閣(ちょうしゅうかく)」の裏側にあります。のぼっていくと絵画のような紅葉の景色が広がります。段差があり、落ち葉やコケですべりやすいのでご注意ください。2017年は11月18日(土)~12月10日(日)まで遊歩道が開放される予定です。なお、この時期のライトアップはありません。
期間限定公開の遊歩道から眺めた聴秋閣。落葉がすすむと屋根が紅葉で覆われるようすも見られます(2015年12月10日撮影)

期間限定公開の遊歩道から眺めた聴秋閣。落葉がすすむと屋根が紅葉で覆われるようすも見られます(2015年12月10日撮影)

聴秋閣の内部も外から見ることができます(2014年12月3日撮影)

聴秋閣の内部も外から見ることができます(2014年12月3日撮影)


聴秋閣は、1623(元和9)年、徳川家光が京都二条城内に建て、その後、春日局に賜ったとされる建物。2階建てになっており、茶室が設けられています。建物の近くまで寄ることができ、外から見学できます。じっくり見ると、ふすまの絵と引手が同じなのがわかるでしょう。

イチョウにおおわれる「春草廬」

春草蘆では黄色いイチョウに囲まれた風景が楽しめます(2015年12月10日撮影)

春草蘆では黄色いイチョウに囲まれた風景が楽しめます(2015年12月10日撮影)

聴秋閣の隣りにある「春草廬(しゅんそうろ)」は織田信長の弟・織田 有楽斎(うらくさい)の作と伝えられている茶室で、九窓亭(きゅうそうてい)の名で知られています。幹が3mほどもありそうな大イチョウがあり、落葉するとイチョウの絨毯のような景色が広がります。イチョウが地面を覆い尽くすようすは、ため息が出るほどの美しさ!

この春草廬は、茶会や句会などの文化的催事に利用可能。こんな趣あるところで、お茶をいただいてみたいですね。
イチョウに覆われる旧天瑞寺寿塔覆堂も内苑にあります(2015年12月10日撮影)

イチョウに覆われる旧天瑞寺寿塔覆堂も内苑にあります(2015年12月10日撮影)


外苑にも紅葉スポットがたくさん

秋の三溪園は上記の内苑だけでなく、外苑にも紅葉スポットがたくさん。のんびりと散策を楽しんでくださいね。 明治41年に三溪が建築した田舎風の草庵「横笛庵」の辺りもきれいです。
三溪園ではたくさんの紅葉の風景に出会えます。外苑のようす(2015年12月10日撮影)

三溪園ではたくさんの紅葉の風景に出会えます。外苑のようす(2015年12月10日撮影)

外苑の横笛庵周辺の紅葉も美しい!(2014年12月3日撮影)

外苑の横笛庵周辺の紅葉も美しい!(2014年12月3日撮影)


紅葉を楽しんだ後は茶屋でひと休み

散策に疲れたら、茶屋でひと休みしましょう。園内には、三溪記念館内ロビー「抹茶処 望塔亭」と外苑に3ヵ所の食事処があります。くわしくは三溪園公式サイトにて。
三溪園茶寮の茶そば(850円)とおしるこ(600円)(2014年12月3日撮影)

三溪園茶寮の茶そば(850円)とおしるこ(600円)(2014年12月3日撮影)


その年の気温などに左右されますが、紅葉の見ごろは例年11月下旬~12月上旬ぐらい。よりよい時期を知りたい方は、電話で問い合わせてみるとよいでしょう。秋の三溪園、ぜひ足を運んでみてください。

【DATA】
場所:横浜市中区本牧三之谷58-1
開園時間:9:00~17:00(最終入園は16:30)
※紅葉時期のライトアップはありません
入園料:大人700円 小人 200円 ※2017年7月より料金改定
※この他、割引や回数券、パスポートなどがあり⇒三溪園公式サイト
休園日:12月29日、30日、31日 ※不測の事態による臨時休園あり
交通・アクセス:根岸駅1番乗り場より《市バス58・99・101系統 》10分 本牧下車 徒歩10分、横浜駅東口2番乗り場より《市バス8・148系統》35分 三溪園入口下車 徒歩5分、《ぶらり三溪園BUS》(土・日曜日・祝日限定運行)45分 三溪園下車すぐ
TEL:045-621-0634
地図:Yahoo!地図情報
URL:三溪園

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