風ニモ負ケズ 雨ニモ負ケズ

再浮上の作業2日目。夕暮れとともに作業を終える

再浮上の作業2日目。夕暮れとともに作業を終える

9月20日は曇天の中で作業が行われた。昨日の陽気とはガラッと変わり、寒さにふるえてしまうほど。スライダーとバッタの腹をワイヤーでくっつける作業が行われた。翌日は雨の予報が出ているため、バルーンに青いシートをかけ、17時に作業を終えた。

 
悪天候の中、作業を進める学生ボランティアたち

悪天候の中、作業を進める学生ボランティアたち

その翌日は天気予報がはずれ、時折強い雨が降るという悪天候になってしまった。浮上させる予定だったため、学生ボランティアは40名近くも集まっていた。中にははじめて作業に参加する者もいた。

突風が吹き付ける中、残念ながら事故が起きてしまった。はじめての事故だった。学生の1人がスライダーに頭をぶつけてしまったのだ。幸い、たんこぶですんだものの、現場のショックの色は隠せない。その日、作業は早々に終了となった。

この日の深夜、関西の学校に勤めている椿が横浜入りした。自作のスタッフTシャツを持って。それは、毎日がんばっている学生ボランティアたちに配られた。その気合いを知ってか知らずか、翌22日は強風が吹き荒れた。無論、バルーンを上げることはできなかった。その悔しさを椿は自分たちが運営するインセクト・ワールドの掲示板にこう綴った。

2001/9/22(土)23:47 悔しい
今日はとにかく風が強くてくやしかった。いま848号室です。風がほとんど止まってて……うあーん夜が最高なのに悔しい!!


バッタの姿を見ようと、インターコンチの下から作業を見守る人たち

バッタの姿を見ようと、インターコンチの下から作業を見守る人たち

23日、日曜日。今日こそはバルーンを上げたい。バッタの姿を待ちわびている人がたくさんいる。天候にも恵まれ快晴となった。が、相変わらず突風が容赦なくやって来る。

 
インターコンチからは珍しく富士山が見えた。「好天で空気が澄んでいる」という条件がそろった時にしか見えない富士山。それを部屋から眺めながら、椿は思った。

「運がいいぞ。きっとバルーンは上がる!」