■日本のヴェルサイユへようこそ |
地上2階、地下1階、延面積15.000平方メートル。明治時代に片山東熊以下、当時の一流建築家・美術工芸家が一丸となり、ヴェルサイユ宮殿を模したネオ・バロック様式の“お城”です。 |
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■キンキラキンではなく華麗 |
建物内部は残念ながら撮影禁止でした。警備はなかなか厳重で、空港みたいに持ち物チェックもありましたよ。でも、公式サイトには素晴らしい写真が掲載されていますので、そちらをぜひご覧ください。 最初は宮殿と聞いて、キンキラキンの装飾ばかりなのでは?と危惧していたのですが、さすがに“本物”の美しさは違いました。シャンデリアひとつとっても、デザインに品と重みがあります。余計な主張がないのです。 友人ともども感心しっぱなしだったのが、天井に36枚の油絵を配し、壁面には花や鳥の描かれた30枚の七宝が飾られた「花鳥の間」。公式晩餐会が催される間だそうです。個人的には「羽衣の間」中2階にあるオーケストラ・ボックスもお気に入りです。
戦後は一時、国会図書館に使用されていた時期もあるとかで、こんなとこで勉強できたらめきめき才能が伸ばせそう…なんて。 |
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