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夏の東京社会科見学 迎賓館は日本のヴェルサイユ(3ページ目)

毎年7月末~8月初めの10日間、迎賓館・赤坂離宮が一般公開されます。都心の真ん中にある、ネオ・バロック造りのお城。ちょっと一緒にのぞいてみませんか。

執筆者:妹尾 みえ


■物語の主人公になれる庭

 スタッフ用エレベータに乗せられ、ぞろぞろ列についていくと、裏側にでました。裏といっても、表と見まごうほどリッパです。松の枝振りに感心し、花壇の色バランスに見とれ、110年モノの盆栽に唸りと、観覧者一同、皆ため息の連続。

 とくに噴水越しの風景は大人気で、記念写真を撮る人がたえませんでした。
  私たちの第一声は「アンソニーがいそう!」合ってるような、間違ってるような…。下は噴水を守っていた(?)家来たちでございます。



 建物内部は概ね、ところてん状態での見学ですが、庭へ出てからは自由にすごせます。たっぷり1時間は見ておきましょう。広さがハンパじゃないので、結構歩きます。そのうえ真夏。飲み物等の管理は各自で。

 椅子やテーブル、ドアノブの位置はなぜあんなに低いのか?トイレはどうなっているのか?地下の部屋はどうなっているのか??等々、疑問はたくさんあったのですが、専門の係員が誘導してくれるわけじゃないので、その場で解消されないのが、ちょっと残念でした。

 帰りにはおみやげも売ってましたよ。一番人気は香車を走らせる女神の描かれたブローチらしく、売り切れでした。しかし、迎賓館のパッケージなのに、中身が雷門の切手セットって…!
東京には空がないと智恵子は言った・・・ 

オマケ。迎賓館の正面に出てふとふりむけば、なんと空の広いこと。東京のど真ん中とは思えません。最高に得した気分。東京にも空があったんだよぉ~~と叫びたかった。

  全体にここでも熟年女性パワーが炸裂してましたが、老若男女どなたでも見て損はありません。来年も予定されているようなので、ぜひ申し込んでみてください。〆切は例年どおりなら5月末です。

●迎賓館 赤坂離宮
 港区元赤坂2-1-1 
 公式サイト(内閣府)
 http://www8.cao.go.jp/geihinkan/

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