右の建設中のビルは「汐留住友ビル」(仮)。11階まで「ヴィラ・フォンテーヌ」というホテルが入る予定です。少し先、2004年のオープン。
下が下駄を履かせたように大胆に抜けているのは、共同通信社の「汐留メディア・センタービル」。28階~34階にはデザインに優れたホテルとして認証を受けた「ルネ・パルティーネ」がお披露目となります。
歴史:最初に汽車の走った町
日本ではじめて汽車が走ったのは、明治5年、新橋---横浜間。でも厳密にいうと、この新橋は「汐留」のことなんです。ヨーロッパ風の汐留駅は、いつも話題の中心にあったとか。
話は前後しますが、江戸時代以前このあたりは単なる湿地帯だったそうです。幕府はそこを埋め立て、仙台藩や会津藩などが屋敷を構える武家屋敷街を作り出しました。江戸幕府の頃から再開発ははじまっていたんですね。
実際、この場所からは江戸や、その後の鉄道に関する貴重な遺物がたくさん発掘されています。
大正3年に東京駅が誕生すると、汐留は国内一の貨物ステーションとして生まれ変わり、昭和61年(1986年)まで、その役割を担っていました。そういえば、その後もこの広大な跡地にテントが設置され、確か「ぴあ」の主催でライヴが行われた、なんてこともあったように記憶してます。
今回、新橋の駅舎が「旧新橋停車場復元駅舎」として、復元されることになりました。新しいビルとはまた別の意味で今から出会うのが、とても楽しみです。
おまけとして、大江戸線の駅でみつけたスタンプを。大江戸線は地下3階にあります。ゆりかもめからの乗り換えは、思ったより楽でしたが、それでも5分ほど余裕を見ておきたいですね。