祇園街のイノシシに乗る摩利支尊天(まりしそんてん)さん・禅居庵
色鮮やかな幕が、大和大路から見られます。 |
禅居庵は、祇園街にある建仁寺の塔頭の1つ。禅居庵は、普段非公開ですが、その一部を占める摩利支尊天堂は、参拝自由です。
摩利支尊天(まりしそんてん)とは、元々は、開運・勝利にご利益のあるインドの神様で、イノシシに乗って現れるため、神の使いとされ信仰されています。ここの摩利支尊天は、日本三大摩利支尊天の1つでもあり、700年近くの歴史があります。
色々な表情の狛イノシシが出迎えくれます。 |
他に摩利支尊天のゆかりの寺としては、南禅寺の塔頭の聴松院、また西陣の本法寺には摩利支天堂があります。
今年1年の願い事を思いながらイノシシ様の体を撫でます。 |
普段は、静かな処ですが今年は、亥の年の人がお参りすれば御利益がもたらされると言われている事で、沢山の方がお参りされているようです。
住所:京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町146
TEL:075-561-5556
拝観料:境内自由
交通・アクセス:京阪本線「四条駅」下車徒歩10分
地図:地図情報
亥の年の「妙見さん」は、ここからスタート!・圓成寺
綺麗に掃除された門や参道は、冬の京都の情緒を感じさせます |
次ぎに紹介するお寺、圓成寺は、京都御所の紫宸殿を中心に、亥の方角にあります。江戸時代中期頃に、京都御所の紫宸殿を中心に十二支の方角に奉られた妙見大菩薩をお参りする洛陽十二支妙見めぐりが盛んでした。参詣する事で、厄除しや運気の扉を開くとされています。
今年の干支から自分の干支から毎月1箇所回ります。 |
この圓成寺は、日蓮宗のお寺で、源光庵や光悦寺で知られる鷹峯にあります。寛永7年(1630年)妙見様を鷹峯の岩戸妙見宮として、再興されました。妙見菩薩とは北極星・北斗七星を神格化し宇宙万物の運気を司るといわれる菩薩です。
境内は、参道入り口から想像していたよりも以外と広く、また綺麗に掃除をされており、樹木に覆われ人も少ないため、落ち着きのあるお寺です。
巖戸の滝は、裏山の霊地・古くは、平安京の時代から敬われている処から来ています。 |
本堂の奥手には、痔の神様や巖戸の滝など見所もあり、そして紅葉の季節などは、人も少ない穴場のお寺になるのでは、と思いました。
<参考サイト>
住所:京都市北区鷹峯北鷹峯町24
TEL:075-491-1496
交通・アクセス:市バス「鷹峯源光庵前」下車
地図:地図情報