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初秋の京都のお花見のススメ(2ページ目)

京都のしっとりしたお寺にぴったりの秋のお花たちをお寺と共に紹介します。暑さも和らぎ、そして混む前のこの時期に是非、京都を訪れてみませんか。

執筆者:岡本 美科

初秋の和の風情をかもし出す萩の花


■常林寺
秋のお花見
うっそうと繁っているお寺の境内

常林寺は、京阪電車・京福電鉄の出町柳駅すぐの所にあるお寺で、普段は何気なく通り過ぎるような山門です。しかし歴史的にも古いお寺で、初めは現在の寺町荒神口の一角にありましたが焼失し、現在の場所へと移転しました。地蔵堂には、若狭街道を往来する人々の信仰を集めたといわれる世継子育地蔵尊が祀られています。また勝海舟の京都の宿としても有名です。

こちらの山門を抜けると、うっそうとした感じの萩が咲き乱れていて圧巻です。境内に向かう道は、萩が覆い繁っているため人がやっと1人通れるぐらいの幅で「萩の寺」と看板に掛かっているのがわかります。

秋のお花見
白やピンクの萩が参道を防ぎます。
それほど、広くない敷地のせいかこの時期、萩一色のお寺の光景は、なかなか迫力があり凄いものです。観光寺院ではないので、人も少なく静かなお寺です。

 所在地:京都市左京区田中下柳町
 TEL:075-791-1788
 交通・アクセス:京阪本線「出町柳駅」下車徒歩2分
 地図:地図情報

秋のお庭を存分に満喫してください・詩仙堂


秋のお花見
ひっそりとした玄関門
ここ詩仙堂は、大阪夏の陣で軍律違反の罪に問われ、その後文人の世界に入った、徳川家康の家臣の石川丈山の隠居後の山荘。現在は、丈山寺という名の曹洞宗のお寺です。ここの一室の壁に、狩野探幽に描かせた中国の詩仙三十六人の肖像と詩があることから、詩仙堂と呼ばれるようになりました。また日本の庭に欠かせない「鹿おどし(ししおどし)」は丈山が考案したと言われています。

ここのお寺も某鉄道会社のCMに出ててから有名になりましたが、まだまだ人里離れた山荘というイメージがあります。紅葉のスポットとしても有名で、駅やバス停から少し離れている事もあってか、比較的普段の時期は空いています。

秋のお花見
落ち着いた秋のお庭を堪能できます
まず、ここが入り口?というような、人が1人しか通れない玄関門を抜けると、竹林に囲まれた石畳の参道があります。きっと初めてここを訪れた方は、この参道を通る時点でこの詩仙堂の魅力にはまっていくはずです。

中に入ると中国の詩仙三十六人の肖像と詩がある詩仙の間より、青山と海を表す庭を座ってゆっくり眺められます
綺麗に刈り込みされた波を表す濃い緑色のサツキ、秋には、色づく紅葉の木々達などとてもシンプルなお庭です。そのお庭に鹿おどしの響き渡り、静かな安らぐ気分を味わえます。


秋のお花見
不思議な花・酔芙蓉
さて、紅葉の季節より少し早い秋の詩仙堂のお庭には、秋を感じさせるお花が沢山あります。その代表として、ちょっとめずらしい花・酔芙蓉(スイフヨウ)があります。朝に八重の純白の花を咲かせ、昼頃にはピンク、夕方には紅色に変化し、しぼんでいくという花です。お酒を飲んで顔色が赤みを帯びていくのに似ているということで、この名がつきました。その他にミズヒキ、紫苑やすすきなどが手入れされたお庭に咲き風に揺られています。そして可憐で素朴な秋明菊もあり、初秋のお庭を存分に楽しめる場所です。


秋のお花見
秋の色々なお花をゆっくり楽しめます
ここは、お庭に出られて間近でお花を見ることが出来ます。眺めていると時間が経つのを忘れてしまうこのお庭は、私の好きなお寺の1つです。観光もできお庭もじっくりと楽しめるので人にお勧めするお寺です。

 所在地:京都市左京区一乗寺門口町27
 TEL:075-781-2954
拝観時間:9:00~16:45
 交通・アクセス:市バス「一乗寺下り松町停」かより徒歩10分
 地図:地図情報

次ぎは、「京のお寺によく似合う清楚で可憐な秋明菊」の紹介です。
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