ゆるりと京懐石と共に楽しむ方法・京大和にて
風情ある玄関の門 |
高台寺近くにある「京大和」では、毎年「大文字送り火鑑賞の夕べ」を開催されます。京都を一望できる高台に位置し、3000坪の敷地内には、1000年の歴史をもつ庭園そこからは京都の夜景が一望でき、また本格的な茶室もあります。季節の京懐石料理を頂ながらお部屋からお庭を見たり、季節感のある掛け軸やお部屋の飾りなどで、ほっこり(ゆっくり、リラックス)した時間と京都の景色を味わえるそんなお店です。
当日は、特別料理の京懐石料理をいただけます。 |
(※編集部注:2013年10月に確認をしたところ、樹木が伸びた関係ではっきり見えるのは二山までとのことです。詳しくは直接店舗にご確認ください。)
ちなみに、大文字鑑賞会は、定員50名となっており、満員になり次第締め切る形になります。お1人23,000円(特別献立、税・サービス込み)。15~20名様以上の場合、別個室をご希望の方には別部屋を取る事もできます。また、3~5名で別個室のご用意も可能ですが、その際は、通常のお1人25,000円(税・サービス別)のお値段となります。
庭から見える夜景は、贅沢なおもてなしの一つです。 |
※予約状況等については、お店の方に直接お問い合わせ下さい。
■京大和
所在地:〒605-0826 京都市東山区高台寺南門通り
TEL:075-525-1555
営業時間:昼 11:30~15:00 夜 17:30~22:00 ※要予約
定休日:不定休 (但し、年末年始はお休み)
交通・アクセス:JR京都駅より206番のバスにて15分「東山安井停」より5分。阪急京都線「河原町駅」より207番のバスにて「東山安井停」より5分。
地図:地図情報
HP:http://www.kyoyamato.com/
大文字の地元に伝わる裏話
女大文字と言われている左大文字 |
■大文字の大を飲む?
これは結構有名で、テレビのニュースなどで舞妓さんがされている場面を時々見る事があるかと思います。大文字の送り火を杯やお盆に大を写して飲むと無病息災で1年過ごせると言われています。その他に「茄子に穴をあけて大文字を見ると目を患わない」とか「送り火の燃え木の炭は、家の魔よけになる」「消し炭を粉にして飲むと胃薬になる」などの言いつたえがあります。今年は、是非杯に大を浮かべて飲み干してください。
■妙・法は、法妙って読むの?
昔は、右から文字を読んでいたはずなのに、どうして法妙と言わないのかと不思議に思った事は、ありませんか?妙法とは、南無妙法蓮華経のお題目の字で、妙法と読むのがやはり正解です。実は、妙法は同時期に書かれた訳ではなかったからです。妙が1307年先に書かれその後、だいぶ後に法が出来たわけです。
■大文字は、5山だけでは無かった!
かつては、市原に「い」、鳴滝に「一」、北嵯峨に「蛇」などがあり合計10山ほど江戸中期では、されていたそうです。「い」や「一」などは、明治に入るとなくなったようで、結局5山に定着したのは、戦後の事みたいです。10山の送り火ってすごいスケールでしょうね。