蛤御門
今は、しっかり地元の人たちの出入り口と待ち合わせ場所です。

大火や幕末の混乱を逃れ、歴史を見てきた門・蛤御門


京都御苑は、外周を石積み土塁で囲まれ9ヶ所の御門があります。(※2)その1つの蛤御門は、以前は、新在家御門と呼ばれ常に閉ざされていましたが、宝永の大火(1708年)の際に初めて開門されたことから「焼けて口開く蛤」にたとえられ「蛤御門」と呼ばれるようになりました。



蛤御門
生々しく残る弾痕

幕末時代には、御所を警護する会津・薩摩藩と長州藩が戦った場となり、その最大の激戦地だったのが蛤御門で、その時の弾痕が残ります。平安の朝廷の印象が強い京都御苑ですが、幕末の激変の時代の歴史跡を見るのも面白いものです。写真以外にも門の上の方にも後が残っているので、じっくり探してみてください。

※2 9ヶ所の御門とその他には、5ヶ所の切り通しから入れる入り口があります。

甘いもんのオンパレード・丸太町エリア和菓子屋さん

御苑近辺には、色々な食べもん屋さんやカフェそして古くからある和菓子屋さんなど多くあります。

■松屋常盤
松屋常盤
住宅街にある老舗の和菓子屋
御所や大徳寺の御用も務めた老舗菓子・松屋常盤が堺町御門より下がった(南に行く)処にあります。創業は承応年間といわれ、代表的な銘菓である味噌松風が有名です。西京味噌と小麦粉に砂糖を加えて練り、表面に黒胡麻を散らして焼きあげた菓子で、もっちりとした感触で意外にコーヒーなど洋風の飲み物でも合うお菓子です。この味噌松風は、店頭でしか買えないません。しかも、当日売りには限りがあり、予約しておくほうが確実です。

所在地:京都市中京区堺町通丸太町下ル
電話:075-231-2884
営業時間:9:00~18:00
定休日:年始のみ

柳苑
京都ならではの和菓子をお土産に
■柳苑
次ぎに紹介するのは、寺町通りを下った(南に行く)ところにある柳苑です。こちらの代表のお菓子は、「楽石」という大納言と小倉羹で栗を包み、軟らかくしっとりと仕上げてあり、庭石の風情を盛り込んだ形です。また龍安寺とのつくばいを形どった「つくばい」も大変有名で、こちらは、龍安寺と京都駅もしくは本店にて販売されています。

所在地:京都市中京区下下御霊前町644-1(寺町通り丸太町下る下御霊神社前)
電話:075-222-0550
営業時間:9:00~17:00
定休日:日曜日・1月1日~1月3日

とらや
歩き疲れたら葛切でほっこりしましょう
■虎屋菓寮
最後には、全国的有名な老舗のとらやの茶房虎屋菓寮の紹介です。とらやは、奈良時代より御所の御用を勤め、平安遷都とともにの東京の赤坂に本店を移されました。その茶房は、烏丸・一条通りに西に入ったところにあります。吉野の本葛をつかった葛切をはじめ季節の生菓子、羊羹などがいただけ、美しいお庭を眺めながら、ゆっくりと休憩できます。

所在地:京都市上京区烏丸通一条角
電話:075-441-3111
営業時間:10:00~17:30
定休日:年末年始のみ

次回は、「御苑には、3つの神社があったのをご存じですか?」など御苑エリアの情報を紹介します。乞うご期待下さい。
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