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雨の京都に似合う紫陽花スポット7選紹介(3ページ目)

雨の京都もしっとりといいもんです。雨が似合う紫陽花と歴史深い京都がマッチングしたスポットを味わってみてください。地元・京都人がお勧めする7スポットを紹介します。

執筆者:岡本 美科

蓮と共に優美に咲く紫陽花たち・法金剛院

法金剛院のあじさい
優美で華やかなイメージの紫陽花
法金剛院の起源は、平安時代初期右大臣清原夏野が山荘を建て、死後双丘寺(ならびがおかでら)と称した時から始まりました。858年、文徳天皇の発願で伽藍を建立し、天安寺と称しましたが次第に寺運は衰え、1130年、藤原氏の出身で、崇徳天皇・後白河天皇の母である待賢門院により再興され法金剛院としました。

平安時代の庭で極楽浄土を模した「浄土式庭園」名勝で、紅葉や桜もですが特に蓮が有名でもあります。本尊の阿弥陀如来は藤原時代の代表作で重要文化財です。池を中心に散策道があり、その道なりに紫陽花が美しく咲いていました。水面を覆う蓮の葉の濃い緑にアジサイの青が映え、優美に咲く紫陽花を楽しめます。庭とこの花たちの雰囲気がマッチしていて平安時代の景色を見ているように思います。この雰囲気は、法金剛院だけでしか味わえません。

【見ごろ】6月中旬から7月上旬
【場所】京都市右京区花園扇野町49  TEL 075-461-9428
【アクセス】JR山陰線「花園」駅下車

ゆったりとした時間と共に楽しむ紫陽花たち・しょうざん、あじさい園

しょうざんのあじさい
 
鷹峯三山を借景にした35,000坪の庭園で、四季折々の自然の美しさがそのまま残されている事で有名なしょうざん光悦芸術村は、渓涼床の記事でも紹介した自然と芸術と食を楽しめる処です。

ここには、70品種の珍しい「和のあじさい」を見る事ができるあじさい園が南庭にあります。庭一面に咲く紫陽花は、ウキウキした気分にさせ日常のストレスが飛んでしまいそうに思います。また6月には、北庭で「華しょうぶの会」も開催されるため、紫陽花としょうぶという全く違う雰囲気の花をこの時期、この場所だけで楽しむ事ができます。食事をしたり花をゆっくりと鑑賞したりとゆったりとした時間を過ごす事ができる処です。

【見ごろ】6月上旬から7月上旬
【場所】〒604-8031 京都市北区衣笠鏡石町47 TEL:075-491-5101
【開園時間】9:00~17:00
【アクセス】地下鉄「北大路」駅より市バス北1系統「土天井町」停下車
【HP】http://www.shozan.co.jp/

日常の京都の初夏を楽しめる紫陽花たち・哲学の道、祇園白川

哲学の道のあじさい
疎水沿いとぴったりと合う紫陽花
沢山の量の紫陽花では無いですがバックの風景と混じり合い、より一層京都の雰囲気をかもし出す場所があります。1つ目は、哲学の道です。銀閣寺などの観光地で有名なこの場所に咲いている疎水沿いの紫陽花は近所の方が植えられたそうです。疎水沿に咲く紫陽花は桜の季節の華やかさは違い落ち着いた京都の日常の初夏の雰囲気を出しています。初夏の哲学の道を歩いてみるのも京都通ではないでしょうか。


祇園白川のあじさい
祇園の初夏を味わえる紫陽花
次は初夏の祇園の風物詩の1つ白川沿いの紫陽花です。やはりここは、「ザ・京都」のテーマパークと言われているだけあり、季節毎に色々な雰囲気を出す処です。紫陽花のこの季節は若々しく、初々しい浴衣姿の舞妓さんが歩く姿と紫陽花がぴったりマッチし蒸し暑い京の祇園の初夏を感じさせます。お食事の帰りにでも石畳と紫陽花の白川を通って見てください。
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