平安貴族の歌遊びを再現する『曲水の宴』が、4月29日(雨天の場合は中止)の城南宮で行われます。庭を流れる川のほとりで、十二単のお姫様や、狩衣の公家たちが和歌を詠むという、優雅な行事が見られます!
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1.私の『曲水の宴』見物レポート……1p.~2p.
2.曲水の宴と城南宮のデータ……2p.
1.私の『曲水の宴』見物レポート
◆『曲水の宴』は、平安貴族の歌遊び『曲水の宴』とは?――平安貴族の歌遊びを再現したもの。庭園の曲がりくねった川(遣水)のほとりに平安装束の人々が座り、川の上流からお酒の入った盃(羽觴)を流す。その盃が自分の元に流れつくまでに和歌を詠み、盃を取ってお酒を飲む……という、す~ばらしく優雅な行事です。以前、私はこの行事を見物しました。そのレポートをお届けします。
<注意>私の見物レポートは、2002年時点のものです。
◆十二単のお姫様や、狩衣姿の公家が登場!
私は、開始30分前くらいに城南宮に入りました。既に、歌人の顔が見える正面の席は、見物人でいっぱい。「人気の行事なんだなぁ」と思いつつ、下流の見物席へ。
しばらくして、十二単の女性、狩衣に立烏帽子の男性が、次々出てきて川のほとりに点々と座っていきました。まるで、タイムマシンで平安時代に来たみたい!
◆いよいよ宴……その前に、白拍子の舞
いよいよスタートかっ!……と、その前に。水干姿で、顔を真っ白にぬった白拍子の舞いが行われました。
舞いのバックで流れる音楽もCDではなく、平安装束の楽人の生演奏でした。白拍子の舞が終わり。ついに、曲水の宴メインの歌遊びが始まります。
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