スタートはトロッコ嵯峨駅。嵯峨から亀岡まで時間にして約25分、距離にして約7キロ、いくつものトンネルを抜けて保津川ぞいの山肌を走るトロッコ列車は、とってもキュート(写真左)。5両編成。なるべくオープン車両になっている5号車の座席指定券を購入しよう。この車両には窓が無く、屋根もガラス張りになっている。それだけにとどまらず…何と、車両の床と座席部分は格子のみ! だから爽やか~な風を感じるし、景色もよく見える。しかし雨の日の乗車は無理。ビショ濡れになりますもんね…。なのでこの車両のチケットは当日しか発売しない。だから、
第1条 座席指定券は当日に購入する。
保津峡駅を通過したあたりで「ウオー!」と、なぜか車両に突然オニ登場!車内は「一緒に写真撮ってぇ~」とせがむ若い女性や、頭をなでてもらおうとする子供達(オニに頭をなでてもらうと賢くなるんやって。ホンマ?)やら、泣き叫ぶちっさい子で大騒ぎに! オニの名所・大江山で源頼光が退治した酒呑童子のオニだそうだ。…がホンマは東映の役者が演じてるんやって。このオニは平日に現れないので、
第2条 トロッコ列車は土日・祝日に乗るほうがよい。
終点亀岡駅でトロッコを降り、乗船場(写真右)へ。ここから嵐山まで時間にして約2時間、距離にして約16キロを船で下る。この長い船旅を快適に過ごすために、
第3条 乗船場では必ずトイレに行っておくこと。
特に子供は絶対。「おしっこ!」と言ってもできないゾ。
ついに保津川下りスタート。小ちゃな和船。ぐねぐね曲がった細い川を、船頭さん3人のみごとな櫂さばきで進んで行く。渓谷の美しい緑にうっとり見とれる(写真左)。と、小鮎の滝などの急流が! 水しぶきを浴び「ギャー!」と叫ぶ。座る位置によってはかなりびしょ濡れに。
第4条 濡れてもよい服ででかけること。
どうしても濡れたくない人は、船のへりには座らないように!