前回、有名どころの中城城跡と中村家住宅を取り上げさせていただきました。さて、ここからが穴場スポット!
青い空に映える赤がわら |
北中城はいま、地域本来の魅力を積極的にアピールするための村興しに取り組んでおり、心地よく散策していただくための筋道(わき道)整備、そして、沖縄の伝統家屋に親しめるカフェがオープンしています。
すーじぐわー(筋道)に見る沖縄の心
何気なく置かれた魔よけのシーサー |
でも、この地域に住む方々は、訪れる人たちが心地よく散策できるようにと路地(筋道)や住宅内の庭、塀にアレンジを加えて、楽しい演出ときれいな花々で皆さんを楽しませてくれています。
北中城村大城地区は景観を何よりも大切にしています |
沖縄の、普通の暮らしを見学させていただけるだけでなく、訪れる人をもてなそうという暖かい心遣いが感じられて、なんとも言えずにほのぼのとした気持ちに……。
心地よい散策スポットです |
こうした活動は、1999年、中城城跡が世界文化遺産としての推薦を受けた際、北中城村と大城区が「古城周辺地区景観協定」を結んだことに始まります。大城区は、人口わずか300人あまりの小さな集落です。
いたる所に気配りが感じられる小道iに感動…。 |
また、お隣の荻道区には国指定埋蔵文化財「荻堂貝塚」があり、双方ともに緑の多い地区。よく霧が発生することから「ラン」の育成に向いた土地です。これらの「ラン」を手入れしているのは地域の住民たちによる「花咲爺会」。観光で訪れる人に安らぎを、地域の人には楽しく暮らせるきれいな集落を、という目的のために設立されました。
ブロック塀もシーサーに変身? |
同会は沖縄ふるさと百選に選定され、また、日本ウオーキング協会による「歩きたくなる道五百選」にも認定されています。