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話題の料理宿、沖縄最北端の海山木に泊まる(2ページ目)

沖縄本島の秘境といわれる奥ヤンバル。この最北端の地に心づくしの宿「海山木」があります。自然以外何も無いのに退屈しない不思議宿の秘密に迫ってみました。

執筆者:鈴木 雅子

センスの良さがしのばれる海山木の設備

沖縄最北端の宿・海山木
緑に囲まれた沖縄最北端の宿・海山木
緑たっぷりの「海山木」の庭には、魔よけのシーサーや石敢當が何気なく置かれていたりと、遊び心満点です。共有スペースのテラスからも緑の庭が眺められます。

テレビがない代わりに本がたくさん用意されていますので、寝転がって読書というのもまた良し。


沖縄最北端の宿・海山木
庭の緑を眺めながら湯船に浸かれます
共同のトイレ・お風呂が気になる方もいるかと思いますが、手入れが行き届いていてとても清潔です。浴槽に浸かる習慣のない沖縄と違い、本土の方はお風呂が大好きなので、オーナーの宮城さんが湯船を作りました。薪で沸かすお風呂です。

客室数わずか4室ですから、トイレやお風呂が共同であってもそんなに気にならないはず。宿の椅子やテーブルはすべてオーナーの手作りです。流木を切って作ったりしていますので、風情たっぷり。オシャレな山荘にいる、という感じです。
■宮城さんのキャラクターについて

沖縄最北端の宿・海山木
おしゃべりに最適な手作りの囲炉裏
小さな宿というのはオーナーの個性が出るもの。人との触れ合いが苦手な方はともかく、泊まりあわせた人やオーナーとのおしゃべりもまた、小さな宿の魅力の1つですよね。

この点でも「海山木」はたっぷりと楽しませてくれます。仙人のような暮らしをしているといっても、オーナーの宮城さんはけっこうオチャメです。豪快に飲み、豪快に笑い、豪快にダジャレをまくしたてるので「寡黙な田舎の人」を想像してはいけません。

お客様がお食事しているとき、横で泡盛を飲みながら怒涛のギャク連発という事態が発生するかもしれません。それもまたよしヤンバルの宿、といったところでしょうか。

沖縄最北端の宿・海山木
時々、家の守り神といわれるヤモリが顔を見せます
お泊りする際の注意点

・お食事の際に晩酌用のビールや泡盛が欲しい方は、あらかじめ宿の近くにある共同売店で購入してしてください。宿ではご用意できません。

・自然豊富な宿ですので虫が苦手なかたは要注意。ときたま「ヤモリ」が壁をチョロチョロするでしょう。海山木にはペット(犬と猫)もいます。

・地域には救急対応の病院がありません。万一の急病、怪我に対応できませんので、小さなお子様を連れての宿泊は難しいかもしれません。

■奥ヤンバルの宿「海山木」
・所在地 国頭村字奥480 
・電 話 0980・41・8383(FAX兼用)
・料 金 1泊2食 5000円
・地 図 Yahoo!地図情報


※沖縄自動車道の許田インターから約100分。
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