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必見!コザの歴史が一目瞭然のヒストリート(2ページ目)

アメリカ統治時代の沖縄・コザをリアルに体験できるまちかど資料館「ヒストリート」が人気です。当時を再現した展示内容で、タイムスリップした気分になるはず♪

執筆者:鈴木 雅子

スパークタウン・コザ

沖縄市のまちかど資料館「ヒストリート」
ヒストリートではオキナワンロックの歴史を知ることもできます
現在の沖縄市は、基地依存型経済からの脱却を図った街づくりが成功しつつあります。胡屋十字路から嘉手納基地第2ゲートに至るコザ・ゲート通りはアメリカ人をメインにしたライブハウスやインド人が経営する洋服店が多いのですが、パークアベニューストリートはアートやオリジナル商品を扱うショップやこだわりのあるカフェなどが多く、お客様の殆どは日本人です。

ヒストリートのあるコザ・パルミラ通りは、わずか120メートルと小規模ながらヨーロッパ的雰囲気を持つ個性的なストリート。このようにストリートごとにユニークな個性があり、独特の魅力をはなっています。

たぶん、日本中探しても、コザのような街はないでしょう。単に基地の街というのではなくて、コザンチュ自身が色んなものを吸収して、独特のコザ文化を生み出したからです。


沖縄市のまちかど資料館「ヒストリート」
ヒストリートは自治体の施設としては全国でも珍しい手法で運営されています。
そして、もっとも注目されているのがミュージックタウン構想です。コザ文化の中からは、すでにオレンジレンジダ・パンプなど本土でも知られるアーティストたちが続々と育っているのですが、現在、胡屋十字路からゲート通りに向かう広大な一角が再開発され、2年後にはコザの一大音楽拠点が完成します。

このように、基地が作った街から生まれたのは世界に類例のないミクスドカルチャーな文化。しかし……、

地元では「コザはチャンプルータウンの本拠地ではない」と考える人が増えています。文化が融合したチャンプルーではなく、異文化同士がぶつかり合って相互に刺激をもたらす「スパーク・タウン」であるとの定義です。

なるほど……。



沖縄市のミュージックタウン完成イメージ
こちらはミュージックタウンの完成イメージです。
地元の方が言いました。文化と文化がぶつかるからこそ、面白いものが次々に生まれてくるのだと……。

個としてのアメリカ人は隣人であり、また、インド、タイ、中国、フィリピンなど30カ国以上の人が住むコザは、日本の地方都市としては考えられないほど許容量の大きい街です。その気質がコザンチュ(コザの人)文化を生み出したのでしょう。

そのなかから「沖縄全島エイサー祭り」「ピ―スフルラブ・ロックフェスティバル」「沖縄国際カーニバル」などの個性的なイベントにつながっています。

コザにおいでの際は、ぜひともヒストリートにお立ち寄り下さいね。「これがお役所の作った資料館?」(失礼)と驚かれるのは確実♪ 企画展も常時行われています。

【ヒストリートのデータ】
所在地 沖縄市中央1-17-17(コザ・パルミラ通り)
入場料 無料
オープン 午前11時~午後7時まで・月曜定休


【コザ遊びの参考サイト】
ストリートファッションならコザ(AllAbout沖縄)
コザの隠れた名門・デイゴホテル(AllAbout沖縄)
コザのニューウェ~ブスポット♪(AllAbout沖縄)
沖縄市役所
沖縄市観光ホテル・旅館組合
沖縄市観光協会のコザ・ウェブ
コザに滞在・移住するならコザゲストハウス
コザのイベントブログ・勝手にコザ観光協会?
沖縄ガイドのディープコザ発沖縄ブログ


写真撮影:KOZA★ROCK
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