沖縄の観光・旅行/沖縄関連情報

これであなたは沖縄通!(3ページ目)

日本最南端の「沖縄県」についての理解を深め、もっともっと沖縄を好きになっていただくために沖縄の基本情報をどーんとご紹介!

執筆者:鈴木 雅子

豊富な種類のサンゴが棲む沖縄の海
豊富な種類のサンゴが棲む沖縄の海"

沖縄県の自然

【サンゴの島】
日本には約400種のサンゴが生息しています。そのうち沖縄には380種以上が住んでいるといわれています。沖縄のサンゴ礁は、オーストラリアのグレートバリアリーフと同じくらいの種類があるのです。

サンゴ礁には3つの形があります。沖縄のサンゴ礁の多くは裾礁(キョショウ)です。島の周りにできるサンゴ礁のことです。ちなみに、島から遠く離れて発達するのが堡礁(ホショウ)、島が海底に沈んでしまい環のようになったのを環礁(カンショウ)と言います。

希少種のイリオモテヤマネコ
希少種のイリオモテヤマネコ"
【独自の動植物】
かつて沖縄は大陸と陸続きでした。何万年もかけて今のような形になったのです。大陸と分断されたため、独自の進化をとげてきた動植物がたくさん居ます。

西表島だけに生息するイリオモテヤマネコ。沖縄本島北部の森林地帯だけに生息する鳥がノグチゲラ。そして、飛べない鳥といわれるヤンバルクイナ。また、ヤンバルテナガコガネムシは日本で一番大きなコガネムシとして知られています。

絶滅が心配されるヤンバルクイナ
絶滅が心配されるヤンバルクイナ
これらの生き物たちは「やんばる野生生物保護センター」で観察できます。いずれも「沖縄県版レッドデータ」に記載された絶滅の危機にある希少種となってしまいました。

また、植物も沖縄ならではの珍しい種が見られます。妖精きじむなー(またはぶながや)が住むというガジュマル。パイナップルに似たアダン。防風林としての役割を果たすフクギ。密林を連想させるマングローブ林。ハイビスカスやブーゲンビレアなど鮮やかな色彩の花たちもあふれています。より多くの亜熱帯植物をご覧になりたい方は、沖縄市の東南植物楽園、石川市のビオスの丘、名護市のネオパークオキナワなどで鑑賞できます。

【自然体験】
数百種にも及ぶサンゴ、色鮮やかな熱帯魚など、沖縄県はダイビングのメッカです。透明度の高い海の世界でフィッシュウォッチングを楽しむだけでなく水中写真に挑戦したり、ケープダイビング(洞窟体験)も体験できます。

ダイビングを通して沖縄ファンになった人が非常に多い
ダイビングを通して沖縄ファンになった人が非常に多い"
海の世界はバリアフリーですから、お子様からシニア、身体の不自由な方も楽しめます。体験ダイビングをなさる場合、沖縄県では県が定めた安全基準を満たしている(財)沖縄マリンレジャーセーフティビューロ、沖縄県海洋レジャー事業協同組合の加盟業者を推薦しています。

なお、海の中には猛毒を持つ危険な生物も居ますので、インストラクターの指示に従うようにしましょう。

そして、自然と一体になれるのがシーカヤックです。沖縄本島・離島どこでも体験できますが、なかでも手付かずの自然が残る西表島にはユニークなカヌーコースがあり、日本最大規模のマングローブ林や美しい滝、貴重な生き物を観察できます。

いっぽう、沖縄本島の北部ではシーカヤックだけでなく、やんばる(山原)トレッキングが楽しめます。東村の玉辻山ならば60分のお手軽コース。国頭村の比地大滝は遊歩道が整備されており、誰でも気軽に体験できます。

その他、沖縄ならではの農業・漁業体験もあればサトウキビ刈りや黒糖作りなどなど。釣りも忘れてはいけません。船をチャーターしての沖釣りや無人島での磯釣り、浜釣りなど色々な釣り体験プログラムがあります。


沖縄の概要 位置・面積・気候・人口・産業
沖縄の自然 サンゴの島・独自の動植物・自然体験
沖縄の歴史 琉球人・琉球王国・沖縄と日本・沖縄戦
戦後の沖縄 アメリカ時代の沖縄・日本復帰から今日まで
沖縄の文化 ニライカナイ・御獄信仰・祖先崇拝・沖縄方言
沖縄の伝統芸能 民俗芸能と宮廷芸能・島唄の世界・三線
沖縄の工芸と食 焼物・染め織物・琉球漆器・琉球ガラス・沖縄の食
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