プチ・ホテルという言葉をよく聞きます。文字通りにとれば小さなホテル。ヨーロッパだと街中に多いけれど、日本では高原や海辺のリゾート地に多いようです。
プチホテルの特徴を一言でいえば、大型のホテルでは得られにくい「人の顔が見えるサービス」とホテルそれぞれの「個性」です。オーナーシェフ、あるいは専任シェフによるプロの味を提供するレストランが併設されている所も多いですよね。
大型リゾートホテルとしての機能を求めるのではなく、リラックスしてくつろげるプライベート空間をお望みの方にこそおススメしたいのがプチホテル。全国各地にありますので、探してみてくださいね。
ということで、こんな前置きをした以上、今日のテーマは当然ながら沖縄のプチホテル♪
ご紹介するのはプライベート空間を重視したオーベルジュ(隠れ家的存在の小さなホテル)「PANACEA(パナシア)」です。
大規模なリゾートホテルが多い恩納村にありながら、喧騒ではなく、静けさと優雅さに彩られた落ち着いた空間を持ち、しかも、ヘルシー&ビューティーを追求した高品質なサービス……。
とっても小さいけれど、とってもとってもグレードの高いホテルなんですよ。部屋数はコテージを含めてわずか14室。ですから、プライベートな別荘感覚で宿泊できるんです。
実をというとPANACEAは、ホテルとして建設されたわけではありません。出発点は健康や癒しをテーマにしたプールがメインの健康施設だったんです。その後、徐々に宿泊施設としての充実が図られ、一流ホテルにも匹敵する、質の高い客室空間が実現しました。
ツインルームは8室しかありませんが、すべての部屋に旅の疲れを癒してくれるフットバスやハーブティーが用意されています。別棟として4名様までお泊りできるコテージが6棟あります。アダンやポトスが自生するビーチは、夏になるとウミガメが産卵にやってくるんですよ。
パナシアを特徴付けるのは「エステ」「プール(スパ)」「オーガニック」です。それが、PANACEAの個性、自慢なんですね。これら3つの分野において、その道のプロたちによる、それぞれの「こだわり」……。ご紹介いたします。