小さくても中身の濃いジャガイモを
ジャガイモづくりのこだわりを、梅村さんは「余計なものを与えないこと」と話します。減農薬減化学肥料の特別栽培同様のレベル。化学肥料はできるだけ抑え、除草剤は一切使わず、殺虫剤や殺菌剤などの農薬も可能な限り使用を控えています。というのも、「肥料をたくさん与えると大きなイモができて収量はアップしますが、ただ水っぽいだけのイモになってしまいます。ファーム・ウメムラでは小さくても中身の濃い、美味しいジャガイモづくりを心がけています」。
そういえば以前、春に訪れた梅村さんの畑は、足跡がつくほど土がふっかふか。いい土だなぁと思ったのを覚えています。薬や肥料に頼らず、地力と作物が持つ力を生かして栽培しているんですね。
▲夕陽を浴びるジャガイモ畑。梅村さんは若い苗に土寄せをする時、日中ではなく夕方になってから作業に入ります。土寄せは、これから育つジャガイモが地上に出てこないように土を盛る、手間がかかるけれど大切な作業。日中は太陽を浴びるために葉は開いていますが、夕方になると葉を閉じて就眠運動に入るのだそう。葉に土がかかると株が傷んでしまうので、葉が閉じた夕方に土を寄せる。そんなジャガイモへの思いやりも、味に反映しているんでしょうね |
収穫のタイミングにも、おいしさの秘密あり。「畑でジャガイモの葉茎が自然に枯れるまで収穫はしない」と説明します。葉が青々としているうちは、まだ葉でつくる養分がジャガイモに戻っていない状態。「枯れるまで待つとイモが完熟し、美味しいジャガイモに仕上がります。完熟したイモは表面がざらついていてあまり見た目はよくありませんが、これが完熟の”証”です」。
▲画像の手前のキタアカリを見てください。表面がざらっとしていますよね。完熟の証拠です |
▲いかにもでんぷんたっぷりで美味しそう! |
ファーム・ウメムラのキタアカリ、インカのめざめを取り寄せて、たっぷり楽しんでください。
【ファーム・ウメムラ】
こちらのブログは梅村家の畑、食卓の様子、さらに梅村さんの野菜を使うお店など紹介をしています。
FARM UMEMURA Do'nt Worry,Be Happy
【取り寄せ情報】
ファーム・ウメムラでは、代金引換でジャガイモを発送しています。料金は以下の通り。また、カボチャとの組み合わせも可能。申し込みやお問い合わせは、以下ブログの左下にあるフォームから連絡してください(かなり下側にあるので要注意)。
http://blog.livedoor.jp/farm_umemura/
●キタアカリ●
5kg:800円、10kg:1500円で販売。
プラス送料・代引き手数料がそれぞれかかります。道内は700円、関東以北1100円、北陸東海信越1200円、関西1300円、中国四国1350円、九州1400円。
*光に当たらないように、ビニール袋ではなく紙袋などに入れ、冷暗所で保管すると、ぐんと甘味を増しますよ。
●インカのめざめ●
5kg:1250円、10kg:2500円で販売。
プラス送料・代引き手数料がかかります。早生のインカのめざめは、そろそろ芽が出始める時期なので、クール便でのお届けになります。
道内は900円、関東以北は1300円、北陸東海信越は1400円、関西は1500円、中国四国は1550円、九州は1600円となります。
*インカのめざめは芽が出やすいので、冷蔵庫保存を! 低温保存することで、でんぷん質が糖化。どんどん甘くなってきますよ。
【関連サイト~北の生産者シリーズ】
北の生産者を巡る旅~中澤ヴィンヤード