北海道を旅する楽しみは、やはり「食」。おいしい食の後ろ側には、そこで尽力されている生産者さんがいます。このシリーズでは、そんな生産者さんに注目してご紹介します。生産者さんのことはもちろん、生産現場を通して見える景色の素晴らしさ、おいしい”素”が生まれる大地の魅力を垣間見ることで、さらなる北海道ファンが増えることを願いつつ、お送りします。

初回は、おいしい白ワイン用ブドウをつくる「中澤ヴィンヤード」。2ページ目には、そのワインを購入できる、あるいは食事と一緒に楽しめるお店をご案内しています。

クリサワブランの畑を歩く

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「まるでフランスやイタリアのワインみたい」「北海道の白ワインもいよいよここまで来た」。
そんな評判を聞き、ブドウの収穫が終わったばかりの『中澤ヴィンヤード』を訪ねました。ヴィンヤードとは、ぶどう畑のこと。中澤さんの畑で栽培された4種類のブドウでつくられる『クリサワブラン』は、この夏でようやく2回目のリリース。まだまだ新しいワインです。

ブドウの葉が黄色く色づいた畑を歩きながら、中澤さんにお話をうかがいました。
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▲人柄の良さがうかがえる中澤一行さん。飲み手でもある中澤さんは「近い将来は手頃な価格のラインも出していきたい」と話していました
中澤さんご夫妻が岩見沢市栗沢町に入植したのは6年前。ゆるやかに広がる丘に約2.7haのブドウ畑を持ち、おふたりで管理。除草剤や化学的な肥料を使わずに栽培し、今年はさらに、化学合成農薬を使わない栽培法に挑戦したそうです。「外から余計なものを入れず、土地の力だけで土地の味を楽しめるワインをつくりたい」。その想いから、段階を経て現在の栽培法に行きついたと説明します。ただ、あえて無化学農薬栽培を謳うつもりはないとも付け加えます。
「雑草だらけで…」と、恥ずかしそうに笑う中澤さんの畑には、いろいろな草が生きています。そう。雑草が生えているというより、多彩な植物が共存しているという印象。多種の草があることで、ブドウにつく害虫を減らすことにもつながるのだそう。
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▲かわいい花ですが、こちらは除虫菊の一種なのだとか


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摘み残しのブドウを発見! こちらの品種はピノ・グリ。フランスのアルザス地方やイタリアの北東部産のワインでよく見かける、華やかな印象の品種。完熟した粒を口に入れると、みずみずしい甘さと華のある香りが弾けます。う、旨い! ひと粒で存在感が十分にある味わい。これがワインになると…、思わずニヤリとしてしまいます。今年は収量が少なかったと聞きますが、2008ヴィンテージも楽しみです。