襟裳岬に行ったことはありますか?

襟裳岬は、北海道の背骨といわれる日高山脈が太平洋に落ち込むダイナミックな岬。「えりもの春はなにもない春ですぅ」の歌でもおなじみの場所ですよね。でも、えりもって実は面白いまちなんですよ。
e.jpg
▲Photo by 「食べちゃお、食べちゃお」の松田真枝さん
何もないと歌われた通り、かつてのえりもは、木々の伐採により砂漠化してしまったそうです。一年中強風が吹き付ける、動植物に厳しい環境。そこに手作業で緑化を目指した壮大な自然の再生の実話は、「プロジェクトX」でも話題になりました。
いま環境問題がいろいろといわれていますが、えりもを訪れると、環境という問題を足元から見つめ直すことができる。そんな気持ちにさせてくれるまちです。

まぁ、ここでは、難しい話はさておき、えりもを満喫できるおすすめを案内しましょう。お目当ては「アザラシ」と「短角牛」です。

まずは、アザラシウォッチング

実はココ、日本最大のゼニガタアザラシの繁殖地で、約400頭が生息。一年を通してアザラシウオッチングが楽しめる穴場なのです。これからのシーサイドドライブの季節にぴったりな旅先ですね。

e1.jpg
まずは、アザラシが棲む岩礁を一望できる、風のテーマ館「風の館」へ。太平洋を望む展望ゾーンからは、岬とその先に続く岩礁、青空と波頭きらめく海が見え、とても気持ちのいい眺め。無料望遠鏡があるので、岩礁付近にいるアザラシの姿をチェックできます。ゼニガタアザラシはその名の通り、穴開き銭に似た白い模様が特徴ですが、全体的に黒っぽく岩と似た色なので、最初は見分けがつきません。でも目が馴れると、岩の上でゴロ寝する愛らしい姿を見つけることができます。夏は、ゼニガタアザラシの毛代わりの季節。毛代わりを促進させようとよく岩場に上陸するため、一年でもっともたくさんのアザラシを見ることができるそうです。

e2.jpg
もっとそばでアザラシに会いたいという人にオススメなのが、「クリフカヤックス」が主催するシーカヤックでのアザラシウオッチング。カヌーの経験がなくても、乗り方を教えてもらえるし、ガイドが同行するので安心。ドライスーツや靴など、必要な装備は貸してくれますが、綿素材以外のアンダーウエアは要持参です。

ポカポカした陽射しと潮の香りに包まれるシーカヤックは、乗っているだけで気分爽快! これだけでも、えりもに来た甲斐アリです。この日は浜辺から約1.5km漕ぎ出した辺りが、観察ポイント。じっと目を凝らして海を見ていると、波間からポコポコと顔を出すゼニガタアザラシの群れを発見! こちらをじーっと見つめる、黒めがちな瞳がとってもカワイイ。人間の存在は興味はあるけれど恐いらしく、波に押されカヤックが近づくと、急いで海に潜り、逆に離れるとまた顔を出す。まるで、モグラたたきゲームのような感じ。

e3.jpg
別なポイントでは、岩の上で昼寝中のゴマフアザラシの群れにも出会いました。とぼけたような愛嬌のある表情が、今でも忘れられません。例年6月頃までアザラシの子育てシーズン。赤ちゃんとお母さんの微笑ましい姿を見られる可能性も大きいそうです。

e4.jpg


【関連サイト】
襟裳岬「風の館」
クリフカヤックス
【クリフカヤックスのツアーを楽しむならここへ】
北海道体験.com
特製ランチ付きのコースもありますよ♪

▼続いては、「短角牛」に会いにいきましょう▼