ガイドツアー体験記
ゆうばり観光協会主催のバスツアー「ゆうばり再生ツアー~幸福を求めて~」に参加しました。その模様をリポートします。観光協会では、同様の観光ガイドの実施が可能です。ご参考ください。▲晴れるとこんなにキレイ。川が多く、赤い橋がかかる風景は緑の季節も素敵でしょうねぇ… |
やや下がり気味のテンションを上げてくれたのが、ボランティアガイドの絶好調な語り。夕張は山に囲まれ、まちが縦に広がっているため、移動が長いのですが、退屈させない話題の豊富さ。ご存知のように夕張は、高倉健さん主演『幸せの黄色いハンカチ』の舞台となり、吉永小百合さん主演『北の零年』のロケ地になるなど、映画との縁が深いまち。撮影の裏話あり、夕張メロンの話あり、炭鉱で賑わった往時の話あり、財政破綻したまちの様子の説明あり。話が面白いだけではなく、故郷への愛情がにじみ出ていて、聞いていると楽しく温かい気持ちになれるんですよね。
(右)石炭やストーブの説明をしていただきました(左)すごい火力!イカもすぐ焼けちゃいます |
ストーブで焼いたイカをお昼にいただきました。ストーブで焼くと、どうしてこんなにおいしいんでしょうね。子供の頃(私の時は石炭ではなく、コークスでしたが)に食べたお餅やパン、焼きイモの味が恋しくなりました。2階の食堂で食べたきのこの釜飯もおいしかったですよ。1階のフードコーナーにあった手づくりのあいすシュークリームが気になりつつも、満腹で断念。
(左)黄色は夕張のシンボルカラー(右)観光シーズンに開放されるロケに使った炭鉱住宅 |
観光シーズンは住宅を開放。黄色い紙にメッセージや願い事を書き、家の中に貼るのがお約束になっているそうです。窓越しに見えるメッセージを読むと、まるで絵馬のようにさまざまなことが書かれていました。そうですよね、この映画は願いが叶う究極のラブストーリーですものね。
生憎のお天気で、見ることができなかった箇所もありましたが、夕張のいろんな話が聞けて、やさしさに触れることができて、あっという間の2時間半でした。
1つのまちとじっくり向き合う旅もいいものだなぁと思いました。このGWや夏休みはぜひ、夕張に立ち寄ってみませんか?