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北の海を釜焚きした”塩”をオーダーメイド(2ページ目)

三段釜で煎ごうする自然海塩が評判の北海道の塩焚き職人が、世界に1つだけの塩のオーダーメイドを始めました。

執筆者:小西 由稀

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▲窯元の熱きメッセージが添えられた塩匠シリーズ

3つの海4種類の自然海塩
塩匠をテイスティング

こだわりの塩シリーズ「塩匠」のおためしセットを取り寄せてみました。
それぞれの特性を最大限に引き出すため、絶妙な火加減で何時間もかけて煮詰めた塩匠のおためしセットは、3ヶ所の海から4種類の塩が届きます。

フードライターという仕事柄、いろいろな素材や料理を食べていますが、塩の表現はほんと~に難しい。個人的な感想を書きますと…。

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※画像は海心窯しおのやさんからご協力いただきました
太平洋・豊浦町礼文華の「万葉ロマン」は、粒子の細かいしっとりタイプ。荒々しい奇岩の海を映すような、4種類の中でもっとも力強い塩気を感じます。
日本海・島牧村江ノ島海岸の「渚のさざ波」は同じくしっとりタイプ。塩気の後にすぐ甘み、まろみを感じるやわらかい塩。
日本海・岩内町の海洋深層水の「粉雪」は、パウダーに近い粒子が細やかでサラサラ。甘みの後にミネラル分を感じるのは深層水の栄養か。
同じく深層水を焚いた「輝白」は、国産では珍しいやや大粒。いかにも海の結晶という感じで、キリッとした塩気の後にまろみの余韻が長い印象が。同じ深層水でも、粒子の大きさで味わいが違うのに驚きました。

※窯元・地本さんによると「季節や天候で海の状態は違うので、味わいはその都度、多少異なる」とのことです。そう聞くと、自然海塩って自然の恵みなんだなぁとあらためて思います。

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この感想はあくまでも個人的なものですが、この4種類はあきらかに味わいが異なります。塩匠をひと舐めずつしても、塩辛さが口に残らず、喉が渇かないのはさすが。

お値段を考えると(おためしセット4種類2500円)、毎日使う塩ではありませんが、アクセントに使ったり、各々の特性を生かして日常の塩にプラスしたり、いろんな使い方ができそう。ほかの調味料との合わせ方で印象も違ってくると思います。また、ホームパーティの時に北海道食材と合わせ、みんなで塩のテイスティングをするのも楽しそう。

「塩匠シリーズやオーダーメイド塩を通して、塩や海に興味を持ってもらえたら嬉しいですね」(窯元・地本さん)。

海心窯しおのや
・海を厳選し、こだわりの焚き方から生まれた窯元渾身のプレミアムソルト「塩匠」シリーズ。海心窯しおのやWebショップ限定販売です。
・オーダーメイドは、Web内のお問い合わせフォームをご利用ください。

【関連サイト】
海心窯しおのやを詳しく紹介した記事(From:読売新聞)
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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