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▲秋サケの水揚げ
9~10月の北海道の浜で、秋サケ定置網漁の最盛期。早い地域では8月末から、ほとんどが9月初旬から始まり、11月末頃まで続きます。

いつの世も老若男女から愛されるイクラに対し、秋サケは身近すぎる食材なため、あまり有難みを感じないのが正直なところだと思います。

魚類の中でサケの消費量を見てみると、イカ、マグロに次いで第3位(総務省・過去10年の家計調査)となかなか健闘。「そう飽きられてもいないのかなぁ」と思いきや、食卓にのぼるサケの大部分は輸入サケマスで、サケの消費全体に占める秋サケの割合はわずか3割。脂たっぷりの輸入サケに押されているのが現状です。

ここで、怖~い話をひとつ。秋サケは天然魚ですが、輸入サケの6~7割は養殖魚。大海を3~4年かけて回遊し、母川に戻るサケの本能を無視し、海中の狭いゲージで養殖されるサケは、イワシの脂など高濃度の油分を与えて脂のりを良くしたり、病気予防のために抗生物質など薬剤が投入されているというのです。

サケは白身魚に分類されるってご存知ですか? 稚魚の段階では白身ですが、餌であるオキアミなどの色素が沈着し、サーモンピンクになっているのです。養殖サケの場合、与えられる餌だけではぱっとしない色ので、添加物で色を調整。オレンジやピンクなど、さまざまな色見本まであるのだとか。ここまでくると、命を支える食の話ではなく工業製品の話を聞いているような気がしませんか。

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▲輝く魚体の銀毛ザケ
その点、秋サケは安心安全の天然魚。潮にのって大海原を回遊してきた健康体ゆえ、特に”銀毛”と呼ばれる魚体が銀色に輝く銀毛ザケは、適度な脂があり身が締まっているのが特徴。BSEや鳥インフルエンザなど食の諸問題があってから、欧米では天然サケの安全性とヘルシーさが人気を呼んでいます。日本は天然サケをせっせと輸出し、養殖サケをどんどん輸入している。変な話ですよね。

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