▲ワイルドに見えますが、初心者でも大丈夫 |
小樽でシーカヤックに挑戦
海散歩のスタートは、札幌から1時間ほどの小樽市「塩谷海岸」。透明度の高さで知られる”オタモイ海岸”の先にある、小ぢんまりしたビーチです。この海にほれ込み、シーカヤックの楽しさを伝えているのが、シーカヤックステーション「ブルーホリック」の代表、嘉藤暖博(かとうあつひろ)さん。嘉藤さんがこの海を選んだのは、「洞窟や奇岩が続いて、短時間でも魅力が凝縮された面白いフィールド」だから。これは期待できそうです♪
透明な海にウニを発見!
洞窟や海藻の絨毯をすーっと
▲後ろに見えるのが洞窟。冒険気分を楽しめます |
私が体験した日はあいにくの曇天でしたが、塩谷の海は思いのほかキレイ。深い青やエメラルドグリーンなど、場所によって海の色はさまざまでしたが、海底までクリアな視界。
干潮だったこともあって、浅瀬は海草の絨毯を敷き詰めたような眺め。岩場には鮮やかな色のヒトデやムラサキウニが! この辺が南の海では見られない、北の海ならではの光景。
視線を上に向けると、切り立った岩場や断崖には、海鳥たちのコロニーが。低く旋回する海鳥や、波の上で遊ぶヒナたちと同じ目線で併走する楽しさも。一方で、カヤックが一艇ギリギリ入る狭い岩場を通るなど、カヤックと一体になる楽しさを体感できます。
このコースのメーンが「洞窟」。塩谷の海岸線には浸食作用でつくられた洞窟がいくつもあるんです。ここを通り抜けできるのは、身軽なシーカヤックならではの面白さ。半円状の洞窟に入ると、海鳥の鳴き声も波の音もはたと消え、光が届かない海食洞に、パドルを漕ぐ水音だけが静かに響きます。ちょっとした冒険気分を味わえますよ。
▽次ページでは、問合せ先などデータをご案内します▼