積丹は、積丹ブルーと呼ばれる美しい海に囲まれた半島です。半島をぐるりと囲むように、ウニの漁場がいくつもありますが、積丹岬~神威岬のウニは利尻・礼文産に次ぐ高級品。ムラサキウニが主体ですが、甘みが強いと大評判。
そして、この一帯で揚がるウニは、地元で消費されるか、塩ウニに加工されるため、ほかにはあまり出まわらないんですって。そんな積丹の生ウニ丼は、2300~2500円が相場。でも、2000円で食べられるお店を見つけてきました。前置きはともかく、イチ押し宿と共にご案内。
●生うに丼の店なぎさ
ここは、前浜・来岸(らいぎし)産の朝獲りの生ウニにとことんこだわるウニ丼のお店。メニューはウニ丼(2000円)のみで、ウニ漁がない日はお店も休みという徹底ぶり。
ここまで正直に、頑なにポリシーを貫き通しているのは、なぎさのお母さんくらいじゃないでしょうか。そして、お母さんの飾らない人柄が最高! 話を聞いているだけで、気持ちがあったかくなります。
[DATA]積丹町来岸|TEL0135・46・5308(大西商店)|6時頃~20時頃・6月中旬~8月のウニ漁のある日のみ営業
*事前確認が確実。特に朝早くの場合は、前日までに予約を入れてください
●お食事処さわ
店主のお父さんと弟さんがウニ漁の漁師さんとあって、2000円(税込み!)でこのボリュームのウニ丼を満喫できます。ご飯の上には海苔とウニだけ。キュウリなど余計なものはのってません。
6月末には地元の真イカ漁も本格化。そうなると、朝獲れのイカ&ウニたっぷりの丼(2000円)も楽しみ♪
[DATA]積丹町余別|TEL0135・46・5020|11時~19時・7~8月無休
*漁模様によって売り切れる場合もあり。事前確認が確実
●なごみの宿 いい田
ここ数年、積丹に泊まる度にお世話になっている民宿です。漁師さんから仕入れる地魚を中心に、海の幸を満喫できる食事が魅力。単に魚介尽くしではなく、さまざまに工夫した料理が並ぶので、飽きることはありません。ちなみに、この日は前菜からデザートまで、ずらり12皿!
積丹のウニ漁がある時期は、ご覧のように、ウニがザルでどーんと登場。すごい迫力でしょ?! 写真は4人分ですが、全員でご飯茶碗2膳分のウニ丼を満喫するのに十分な量。笑っちゃうほど豪快です。
そして、女将さんはじめスタッフの、気持ちのこもった応対がとてもあたたか。私のようにリピーターが多いのも頷けます。
この内容で8500円~はお得だと思いますよ。いい田にはこの春、別棟が完成。一軒貸切で、親戚の家に遊びに来た感じで居心地満点。5名まで1棟貸し3万円、料理は別途ですがキッチンあり。積丹の余別の宿泊はココで決まり!
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▽いい田の情報は、【ツーリング】ガイドの小野さんが詳細にリポートしています。
【関連サイト】
▽生唾ゴックン!日本一のウニ丼(利尻・礼文編)
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