おすすめ子連れ旅〔神戸編〕part1(2ページ目)

いろいろな顔を持つ「神戸」という街

港町というイメージは強いが……

「神戸」と聞いて、何を思うか。これには多くの意見が出てくることでしょう。「神戸」は、観光には欠かせない、街も、海も、山も、温泉もあり、そして西洋文化が花開いた華やかな歴史も、また、過去の震災から復興したたくましさもあります。

海辺に沿って東西に広がる街は、電車やバスを利用すれば子連れでも周遊するのは容易な広さ。せっかく神戸に行ったなら、ショッピングを楽しんだり、人気のパンやスイーツも堪能したいところ。

「六甲山牧場」は地元の親子にも親しまれている人気スポット。

夏には海水浴客で賑わう須磨も三宮から電車で15分程度と、これまた近くて便利。街の北側には摩耶山や六甲山がそびえ、ロープウェイやケーブルで登れば、街からあっという間に緑に囲まれた大自然の中へ。

「金の湯」の足湯（無料)。

そして、六甲山の北麓には日本三古湯のひとつで、豊臣秀吉にも愛された「有馬温泉」があります。ここでは泉源によって成分の違う湯を楽しめるというのも温泉好きにはたまりません。

ひとつの市内で移動距離も短く、こんなにも多彩な楽しみ方があるという点が、まさに子連れにピッタリの観光地といえる1つ目のポイントです。

子連れで楽しめるレジャースポットもいっぱい！

一番人気はやはりジャイアントパンダ。

2つ目のポイントは、神戸には親子で楽しめるレジャースポットが、いっぱいあるということ。

現在、日本でジャイアントパンダとコアラを同時に見られるのは神戸の「王子動物園」だけです（※2008年8月現在）。今ではポピュラーとなったチューブ型の水中トンネルを日本で初めて取り入れた「須磨海浜水族園」や、世界初のイルミネーション機能を搭載した観覧車があることでも知られる「モザイクガーデン」など、実は神戸には日本初！というものが少なくありません。日本初といえば「水陸両用船」による定期観光ツアーもそう。陸から見た景色と海から見た景色の二つが楽しめてお得です。

「六甲山牧場」や「布引ハーブ園」など、街からすぐの神戸の山にも親子で楽しめるスポットは多数あり、元気なチビッコには六甲山の自然の起伏を生かした全長1kmに及ぶフィールド・アスレチックも人気です。

美味しそうなスイーツもいっぱい！

ショッピングでは、洋服や靴、インテリア、雑貨など、お洒落で個性的な店も多く、事欠きません。ジャズバーなど、大人の香り漂う店も多いけれど、その一方でレストランなどの飲食店においては子連れに対する敷居は低いように感じます。神戸といえば、美味しいパンやスイーツが有名ですが、これらは大人だけでなく子供にも喜ばれるメニューなので、親子で食べ歩きも楽しめそう。中には「12歳以下無料」なんていうホテルレストランの嬉しいサービスも。（※詳細は後日掲載予定のPart2にて）

大人の満足度も高い旅

北野異人館のシンボル「風見鶏の館」。坂道もあるが、親子でゆっくり散策したい。

子連れ旅行と言うと、子供向けのサービスばかり注目されがちですが、旅を楽しみたいのはパパやママも一緒。大人の満足度は今後の「子連れ旅行」では益々注目されてくる点だと考えています。3つ目のポイントはまさにこれです。

例えば夜景……。六甲・摩耶山からの夜景は「日本三大夜景」のひとつ。全国レベルの一定基準で選出した「日本夜景遺産」では、3ヶ所が展望スポットとしても登録されています。

灘の酒や神戸ワインも美味しい料理と共に酒好きのパパママには欠かせないもの。酒はダメでも神戸といえばコーヒー、という方も多いでしょう。

また、季節ごとのイベントも盛大に行われています。春は街が100万本以上のチューリップで彩られる「インフィオラータこうべ」が。夏にはベイサイドの夜景と花火が美しい「みなと神戸海上花火大会」、秋には国内外からジャズメンが集うイベント「神戸ジャズストリート」、冬には震災復興の祈りを込めてはじめられ、今ではすっかり神戸の冬の風物詩となった「神戸ルミナリエ」が鮮やかに街を彩ります。

アクセスしやすくて、大人も子供も楽しめる神戸。次回Part2では、おすすめ宿やスポットをご紹介します！（※9月中旬掲載予定）

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神戸公式観光サイト