羽田新ターミナル、2010年10月21日オープン
広い間隔で設置された羽田空港新国際線ターミナル出発ロビーのチェックインカウンター
2010年10月21日、羽田空港新国際線旅客ターミナルがついにオープンします。観光立国・日本の空の玄関口として、羽田ハブ空港化への第一歩が歴史に刻まれる瞬間です。30余年のときを経て「羽田から海外へ」、旅立ちのときを心待ちにする往年のファンも多いはず。新ターミナルビルは内装工事も着々と進み、すでに営業を開始したテナントも。装いあらたな羽田空港新国際線旅客ターミナルビル全容を、ひと足早くにお届けします。
テーマは空 世界に羽ばたく羽田空港新国際線旅客ターミナル
「空」をイメージした新ターミナルビル
成田空港開港の1978年まで、日本の空の国際玄関口として多くの旅客や貨物を世界へ送り出した羽田空港。近年では、
BIG BIRDビッグバードの名で国内線の利用客を中心に親しまれてきました。
「陸」をイメージした第一旅客ターミナル(JALやスカイマーク等)、「海」をイメージした第二旅客ターミナル(ANAやAIR DO等)。これら既存ターミナルに加え、第三の新国際線旅客ターミナルが今回、開業します。 この第三の旅客ターミナルは、「空」がテーマ。地上5階建て、延べ床面積約15万9千平方メートルで、白を基調にしています。吹き抜け天井からさしこむ明るい光は、新しい時代の幕開けを予感させます。
出発・到着ともにわかりやすい直線フラット導線
諸外国のハブ空港並みに完備された自動チェックイン機.省力化が進む
五層からなる羽田空港新国際線旅客ターミナルビルは、1階をエントランスプラザ(団体待合ロビー)、2階を到着ロビー、3階を出発ロビー、4階は出国手続き後の出発ラウンジ。ならびに商業催事エリア(ショップ&レストラン)は4・5階に。5階展望ロビーには、展望デッキのほか、なんとプラネタリウムまで併設されています。
直線フラットの短い導線で利便性も向上
出発・到着ロビーともに、利用者にわかりやすい直線平坦での短い導線が嬉しい点。チェックインカウンターや商業エリアの店舗街、免税店街、そしてゲートのすべてが翼のように左右にわかれており、その中央部分にCIQ(税関 Customs・出入国管理 Immigration・検疫 Quarantine の頭文字).が直線の一本導線で結ばれているのが特徴です。出発階は赤じゅうたん、到着階は青じゅうたんと、色分けされています。
また、国際線と国内線の乗り継ぎ客には、各ターミナルビル間を結ぶ無料連絡バスが頻発で往来。表示もわかりやすく、四ヵ国語表記されています。ちなみに空港内の観光情報センターも、これまでは英語のサービスのみでしたが、新ターミナルでは、日・中・韓・英の四ヵ国語でおもてなしの心を伝えます。