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不況に強い宿の秘訣(2ページ目)

この夏、全国的に旅行需要は低調。その中にあってもどんどん売れる観光地もある。果たしてその秘訣は何だったのか?

井門 隆夫

執筆者:井門 隆夫

旅館ガイド

平日に強い湯治場は不況時にも強い。

まるほん旅館
「一浴玉の肌」と言われる湯を持つ沢渡温泉。
あと山をひとつ越えれば草津温泉、別の谷筋を行けば四万温泉、という有名温泉に隠れ、ひっそりと肩を寄せ合う群馬県の「沢渡温泉」。
お盆も過ぎ、雨の続いた8月下旬の平日。温泉の真ん中に位置する「まるほん旅館」は、この日も満館でにぎわっていた。温泉滞在のご夫婦、一人旅のライダー、家族連れに、青い目のお客様もいらっしゃる。
そのほかにも、この温泉には、食堂に昭和のお宝を並べ昭和レトロを追求する「山水荘もりや」、一日一組を源泉かけ流し湯の古民家でもてなす「日暮らしの閑居金木」など、実に個性的な宿が多い。
まだあまりメディアにも知られていないので、知る人ぞ知るという温泉だろう。この温泉の宿では、源泉を守り、かけ流しを維持するため、「大きな浴場を造らない」「湯船が混むほどの客数を取らない」というポリシーを守っている(そのため一人旅も大歓迎)。
コラーゲンが溶けたような湯質は折り紙付きであるから、まさしく「温泉力」の高い温泉地と言えよう。そして、「過半数のお客様が二度目以上」であり、すなわち、東京ディズニーリゾート等と同じく、サービス業の勝ち組の鉄則である「リピーター」で経営は守られている。それも「平日」に「連泊」していく客が多いという。
温泉力の高い温泉地は、滞在欲求も生まれるため、平日の宿泊も少なくない。旅館のマーケティングをひと言で言えば、「平日をいかに埋めるか」であり、そのために温泉の治癒力、保養力が、今、一層見直され始めているのだ。
高い料金を取らずとも、平日もお客様が入っている温泉地が、この夏繁盛していたような気がする。
続いて、売れる観光地、第二の共通点は、「食『地力』」である。
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