小さな島に第4の村落ができる。

竹富島東部地区開発計画
パースには赤瓦のコテージ。中央は牧草地。ヤギでも飼うとお似合いかも。奥にはプールも描かれている。

サンゴの石垣に囲まれた伝統的な赤瓦の家々に白砂の路地、星砂のビーチやのんびりとした水牛車で有名な沖縄(西表石垣国立公園)の「竹富島」が、リゾート開発計画で揺れています。
竹富島は、周囲9km、3つの村落から成る人口約330人の小さな島。この島に、07年末、約50棟のコテージやプール・レストランを配したリゾート計画が持ち上がり、08年3月に住民説明会が開催されました。
ここまで聞くと、沖縄を舞台にした成り金外資の地上げか開発業者の乱開発に竹富島までやられたかと誰もが推測するところ、開発主体は、星のや軽井沢を展開し、全国のホテル旅館再生を手がける「星野リゾート」と知り、何やら興味を持った次第。どうやら、1970年代に本土の開発業者に買われてしまった土地を、沖縄の建設会社國場組の資金を借りて「地元の方」が買い戻したものの、バブルが崩壊し國場組との計画は頓挫。そうこうしているうちに土地の根抵当権が金融機関から債権回収会社に転売され、競売の恐れも出てきたため、星野リゾートが地元の方に協力して15億円を拠出し、土地の所有権を地元の手に戻したことが今回の経緯のようです。ちょっと複雑ですけど、星野リゾートは多少「白馬の騎士」(ホワイトナイト)的役回りのようですね。
詳しくは、竹富島を多面的に解説している「T-DON」さんや「八重山毎日新聞」に掲載されています。
あるいは、当事者の「星野リゾート」のホームページでも「竹富島東部宿泊施設計画について」と説明されています。
当然、15億円の投資をしたからには、事業で資金を回収しなくてはなりません。しかし、ここは「土地を売らない」「島を汚さない」「風紀を乱さない」「家や自然を壊さない」「地場産業を生かす」と憲章に定められた竹富島。安易な計画では、内外の開発反対にさらされるのは火を見るより明らかです。
星野リゾートは、地元の土地所有会社に賃料を払い運営をするようですが、収益を考えると10億円超、従業員100人規模の計画が必要と思われます。
さて、星野リゾートはどのような計画を考えているのでしょうか。