「鬼」をテーマにした和風館
長屋門に印半纏が目印の料亭「吉鬼亭」。庄屋屋敷がモチーフとなっている。 |
そこは、古きよき旅館のまま。接客係がお部屋で接茶、接待。希望した場合は、お部屋で食事も可能です。八番館では、本格日本料理が供されますが、お部屋でない場合、料亭「吉鬼亭」でいただきます。
料亭には椅子席もあり、一部屋ずつ違う「幸福を呼ぶ鬼」が掛けられている。 |
あさやホテルの戦略は、「温泉旅館。目的や同行者に応じてどこがベストなのかわからない。それなら、ここ一軒覚えておけば、いろんな目的に対応が可能。例えば、老親へのプレゼント(八番館に日本食)、気のあう二人で温泉癒し旅(セラピールームに和風ダイニング)、わいわい家族旅行(秀峰館和室にビュッフェ)、仕事を抱えて一人旅(洋室にフードコート)。」という大型旅館ならではの汎用性にあり、「馴染み客を増やしていくこと」が事業目的として掲げられています。
これまでの旅館。高い料金だと「いい部屋にいい料理」、安くなると「裏部屋に安い料理」と決められ、内容選択など全く不可能でした。しかし、これからの旅館再生には「利用者の立場に立った選べる仕組み」と「馴染み客を増やしていく事業モデル」が必須です。
さて、あさや方式は、これからどう広がっていくでしょうか。何もしなければ淘汰が進む温泉旅館。「待ったなし」の時代に、新しいソフトが誕生し始めました。これからの新しい日本の宿に期待していましょう!
あさやホテル
栃木県塩谷郡藤原町滝813
0120(02)1126(フリーダイヤル)
東武浅草駅から特急スペーシアで約110分。鬼怒川温泉駅よりダイヤルバスで約10分。
一泊二食付き約1万円(税・サービス料込み)~
地図 アクセス地図