「今日は、キメたい。」
「今日の宿では夢をみたい。」
そんな時の宿選びは苦心する。
そんな時のために覚えておいて欲しい宿。
それが著莪の里ゆめやだ。
ゆめやのある岩室温泉は、古くから弥彦神社の参詣客で賑い、岩室芸妓が花を添えた由緒ある山の湯。
冬はしんしんと降る深雪に埋もれ、夏は裏山の蝉時雨が響き渡る。
静かな湯の町だ。
ゆめやは、素朴な温泉街から狭い路地を少し入ったところにある。
何が良いのかって?
それは、現代人がして欲しいと感ずる「勘所を突いたサービス」。
チェックインで通されるカウンターの「桜庵」。
ここで好きなウェルカムドリンクをいただくことから始まる。
早速、ビールの小瓶で喉を潤わさせてもらってもいい。
彼女ためには、16種類のネイルケアセット、上質のタオル、4種類の自然化粧水が用意される。
仕事が頭から離れない貴方には、扉にそっと日経が・・・。
眠りにつく頃には、カモミールティー。
目覚めたときにはフレッシュジュースのワゴンサービス。
そして、頼まれなければ布団上げにも来ないプライバシー。
こんこんと湯が溢れる大浴場では、バスタオルだけでなく、取換え用足拭きマットまで用意される周到さ。
女将をはじめ女性主体のサービスは、あくまで黒子に徹し、主役は客ということを厳として守っているのだ。