そして、お待ちかねのおすすめお宿は、散歩道から港に戻ればイヤでもわかる、神島で最も高い4階建て、山海荘。潮の香を感じながら、地魚の刺身に塩焼き、サザエの壷焼きにエビフライと素朴な海の幸料理が楽しめます。宿の様子は、神島小学校の皆さんがレポートしてくれています。
さて、神島のほかに、もう少し鳥羽寄りには「菅島」と「答志島」があります。
こちらはいずれも「巡航船」で鳥羽から20分。菅島へは、所要20分で神島からの船も寄港します。
菅島は「風の島」。レンガ造りの灯台に立つと海を越えて強い風が吹きます。特に冬には、東西南北から風が吹き、潮の流れにのってヒラメやアイナメなどの地魚がやってくるそうです。美味そう・・・
海女文化が残る菅島にも何軒か料理宿があります。
答志島は「星の島」。この辺の離島で唯一温泉が湧きます。温泉が湧き、海を臨むのんびり貸切露天風呂もある「中村屋旅館」。こちらの屋上は、海と空を眺めるデッキになっていて、晴れた日には湯上がりにデッキチェアで瞬く星を眺める贅沢が味わえます。詳しくは、椎名誠さん著「風のかなたのひみつ島」を。
(注:神島、菅島から答志島へ行くにはいったん鳥羽に戻る必要があります)
小一時間の離島旅。その宿は本当に素朴で、食事は地魚のオンパレード。
残念ながら、そこには「かゆいところに手が届くサービス」や「大きな伊勢海老(それはロブスターです)」など、現代風の接遇はありません。のんびりと、せかすことのない自分旅をしてみたい、冒険心豊かな皆様におすすめの島旅です。
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