チェックポイント1:HDMI端子を搭載しているか?
接続するTVがHDMI端子を搭載している場合、HDMI端子を搭載したDVDプレーヤーを選択するのがお薦めです。出力端子において、DVDプレーヤーには大きくわけて2種類のパターンがあります。それはHDMI端子を搭載したものと、そうでないものです。
HDMI端子を搭載していない製品の場合、通常、D端子、S端子、AV端子などのアナログ出力端子を搭載しています。GREENHOUSE「GHV-DV200」シリーズ など、HDMI非搭載機種では、D端子はあまり高解像度出力に対応していないのが一般的で、通常はハイビジョン解像度で出力できません。
これに対して、HDMI端子搭載DVDプレーヤーは、HDMI搭載ハイビジョンTVに接続でき、ほとんどの機種ではDVDビデオ映像をハイビジョン解像度に変換出力し、高解像度な映像が楽しめます。
チェックポイント2:SACD再生に対応しているか?
DVDビデオプレーヤーのなかには高音質なスーパーオーディオCD(SACD)の再生に対応した機種もあります。SACDを再生したい場合は、これに対応した機種を選択する必要があります。チェックポイント3:マルチリージョン対応か?
市販DVDビデオは世界を6つのリージョン(地域)にわけて、それぞれのリージョンコードを持ち、異なるリージョンコードのプレーヤーとDVDビデオの組み合わせでは、再生することができなくなっています。たとえば、アメリカのリージョンコードは1であり、日本は2なので、アメリカで販売されているDVDビデオは通常は日本では再生できないことになります。
これに対し、どんなリージョンコードのDVDビデオでも再生できるプレーヤーがあります。この種のプレーヤーを、複数のリージョンに対応することから「マルチリージョン」対応、リージョンに縛られないという意味で「リージョンフリー」対応などと呼びます。
アメリカで販売されたDVDビデオを入手して再生したいというような人は、このマルチリージョン対応プレーヤーを購入する必要があります。
チェックポイント4:CPRMに対応しているか?
地デジなどのデジタル放送には著作権保護のためにコピー制限がつけられています。そのため、レコーダーで作成した地デジ録画DVDディスクの再生には、CPRMという形式で著作権保護された映像を再生する機能に対応していることが必要になります。最近のDVDプレーヤーのほとんどはCPRMに対応していますが、古いプレーヤーのなかには対応しないものもあるので注意が必要です。
なお、ブルーレイDIGAなどで作成したAVCREC形式のDVDディスクは、現時点で販売されているDVDプレーヤーでは再生できません。つまり、CPRM対応DVDプレーヤーで再生できるのはMPEG2形式で圧縮されたSD解像度の録画のものに限られます。
これに対して、パナソニックのDMP-BD65などブルーレイプレーヤーの一部はAVCRECの再生に対応しています。つまり、AVCREC形式で録画されたディスクをプレーヤーで再生したい場合、ブルーレイプレーヤーを選択する必要があるわけです。
以上のチェックポイントを参考に、自分にあったDVDプレーヤーを見つけてください。