お金が貯まらない人には3タイプが!
貯蓄がまったくない、毎月決まった金額を貯蓄することができない、「お金が貯まらない人」とは、どういうタイプに分けられるのでしょうか。原因を考えると、以下の3タイプに分けることができます。まずは自分がどのタイプに当てはまっているのかをチェックしてみてください。
タイプ1 「給与から先取りで貯蓄を確保していないタイプ」
まず、貯蓄の王道というのは、給与から天引きして先取りで貯蓄をしてしまうことにつきます。毎月一定額の貯蓄を確保してから、残りのお金でやりくりするのが健全な家計ですが、このタイプは、「余ったら貯めよう」と考えているため、フトした出費でその月に貯蓄ができなかった、という結果に。こういった人は、手元にお金がなくなると貯蓄から取り崩してしまいがちです。毎月一定額を貯めることができず、貯蓄は増えていきません。タイプ2「先取り貯蓄をしても、特別出費で手元にお金がなくなってしまうタイプ」
毎月一定額を貯蓄しているものの、冠婚葬祭やレジャー費などの特別出費を支払っていくうちに、いつの間にか手元にお金がなくなってしまう人です。始めに「このお金はこの出費に使おう」ということをきちんと計画しないのが原因。突発的に旅行にいくなどの出費や、教育費・住宅購入など今後のライフイベントで必要なお金の予測ができていないことも多々あります。 夫婦の場合は、妻は一生懸命貯蓄をしようと思っていても、夫が急に特別出費を要望するケースもあるでしょう。夫が車のタイヤやバイクのアクセサリーパーツを替えたいと言いだすなど、妻の予想外の出費が発生すると、先月は3万円貯蓄できたけど、今月は貯蓄ができないということになります。その結果、貯蓄は増えないのです。タイプ3「夫婦共稼ぎでお金の管理が甘いタイプ」
収入が比較的多い、DINKSの家庭の場合に多いパターン。夫が家賃と自動車関連費を、妻が生活費や公共料金を担当し、残りはそれぞれお小遣いにするなどというケースでは、夫婦ともに貯蓄せず、お小遣いとしてすべて使い切ってしまう可能性があります。夫婦それぞれが「相手が貯めているだろう」と思っていて、フタをあけてみると、2人とも貯蓄はゼロだったとなりかねません。このような人たちはどうしたらいいのでしょう? 解答は次ページ!
取材・文/西山美紀 監修/畠中雅子(ファイナンシャル・プランナー)