家族のお弁当レシピ/肉の下ごしらえ・保存法

肉の保存方法

購入した肉の、適切な保存方法をご紹介します。

執筆者:野上 優佳子

保存のコツ

食肉は本来生鮮食品なので、購入後はなるべく早く調理して食べるのが一番。消費期限を目安に食べきるとよいでしょう。精肉は、食べられるように加工処理してから熟成させた食べ頃のものが店頭に並んでいます。

牛・豚・鶏肉とも、保存の基本的なコツはいっしょ。冷蔵保存も冷凍保存も、酸化を防ぐために空気を遮断して乾燥を防ぐことが大切です。また、冷蔵庫の庫内温度が5度以下に保たれるよう心がけましょう。家庭の冷蔵室での保存期間は、ブロック肉なら5日ほど、スライス肉はおよそ3日、ひき肉は1日、内臓肉はその日のうちに使い切るのがおおよその目安です。


ブロック肉・スライス肉の保存について

ドリップをおさえる
1:ドリップをおさえる
1:ドリップをおさえる
トレイから取り出し、ドリップ(肉汁)をキッチンペーパーなどでおさえるようにして、余分な水分を取り除きます。

小分けしてラップする
2:小分けしてラップする
2:小分けしてラップする
1回で使い切る量に小分けし、ラップで余分な空気を含まないようにきっちりと包みます。
密封袋に入れる
3:密封袋に入れる
3:密封袋に入れるラップした牛肉を、密封できる保存袋や容器に入れて冷蔵庫または冷凍庫へ。袋に入れる時も、余分な空気をできるだけ押し出してから封をします。

ひき肉の保存について

ひき肉は、一般的に肉を電動の機械でひくため、多少ですが熱が伝わり、空気に触れる面積も大きいため、傷みが早い食材です。購入した日に使いきるようにしましょう。

冷凍保存したいときは、一度加熱調理してから。たとえば、濃いめの味付けのそぼろにしたり、調味料や香味野菜と一緒にこねてミートボールに成型して揚げたりゆでたりしたものなどを冷凍すれば、日持ちがしてすぐに使えるので便利です。

【取材協力】 財団法人日本食肉消費総合センター
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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