階段下のデッドスペースをクロークに
「冷蔵庫みたいに、開けたら灯りが点くんですよ」サラリとおっしゃる氏家さん。収納スペースのなかが真っ暗だと、なかが乱れやすいって知っていましたか?
暗いと探しにくいというのはもちろんのこと、片づける気力もダウン。しかも、ひとめでパっと認識できないから記憶に残りにくく、そこに何がしまってあるのか忘れてしまいます。そんな暗がりに乗じて、家族の誰も彼もが「とりあえず入れとこう」という気分になりやすいもの。そのうちに何が何だか分からなくなるのです。
今からでも遅くはありません。収納スペースを明るく照らしましょう。でも、そのためだけに電気屋さんを頼めませんね。それなら懐中電灯だけでも備えておきませんか?扉脇にフックで吊して常備しておけば、非常灯としても使えますよ。ついでに防災用品の定位置にしてもいいでしょう。
「床を張らずに廊下よりも一段掘り下げてあるから、そのぶんだけ収納量が増えました」という氏家さんの言葉通り、収納がたっぷりとれていました。
デッドスペースになるのは、階段下だけではなくて床下もそうだったのですね。普通に考えれば廊下からそのまま床をつなげてしまいそうですが、これはナイスアイディア。
さて次は、デザイナーのアイディアの活かしかたを紹介します。