収納/達人の収納術と実例集

インテリアのプロの自宅に隠された収納法

インテリアと深く関わりをもっているテーマが収納です。それならば、インテリアデザイナーが実践している収納を見るに限る!というわけで、ガイドがそのアイディアを拝借してきました。

すはら ひろこ

すはら ひろこ

収納 ガイド

一級建築士

還暦過ぎても現役!建築・インテリア・整理収納の資格と経験による片付け術に定評がある。商品開発や収納用品のデザイン監修をはじめ、雑誌やテレビ、ラジオなどメディア出演多数。著書・監修書20冊以上、人気講師としてオンラインセミナーを開催。プロとして共働き主婦の目線から追求したメソッドが好評。

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前回の記事でご自宅を披露してくださった、インテリアデザイナー【氏家香澄】さんの収納からヒントを見つけてきましたのでご紹介します。

階段下のデッドスペースをクロークに

「冷蔵庫みたいに、開けたら灯りが点くんですよ」サラリとおっしゃる氏家さん。
収納スペースのなかが真っ暗だと、なかが乱れやすいって知っていましたか?
暗いと探しにくいというのはもちろんのこと、片づける気力もダウン。しかも、ひとめでパっと認識できないから記憶に残りにくく、そこに何がしまってあるのか忘れてしまいます。そんな暗がりに乗じて、家族の誰も彼もが「とりあえず入れとこう」という気分になりやすいもの。そのうちに何が何だか分からなくなるのです。

今からでも遅くはありません。収納スペースを明るく照らしましょう。でも、そのためだけに電気屋さんを頼めませんね。それなら懐中電灯だけでも備えておきませんか?扉脇にフックで吊して常備しておけば、非常灯としても使えますよ。ついでに防災用品の定位置にしてもいいでしょう。
玄関正面にあるクローク内部。右手の収納にはゴルフバッグが。
このクロークには、さらに工夫があります。
「床を張らずに廊下よりも一段掘り下げてあるから、そのぶんだけ収納量が増えました」という氏家さんの言葉通り、収納がたっぷりとれていました。
デッドスペースになるのは、階段下だけではなくて床下もそうだったのですね。普通に考えれば廊下からそのまま床をつなげてしまいそうですが、これはナイスアイディア。

さて次は、デザイナーのアイディアの活かしかたを紹介します。
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