キレイすっきりは「ゾーン収納」で
吊す衣類とたたむ衣類の数のバランスによってαスペースを活用しましょう。 |
そこで役に立つのが「ゾーン収納」というコンセプトです。クローゼットの床から天井までの縦空間を、衣類の種類と収め方に合わせて、大きく3つのゾーンに区分けして使い分けるようにします。
この「ゾーン収納」の特徴は、右図のようにハンガー掛けした衣類を吊す「A」を中心として、その下「B」と上「C」という3つのゾーンに分けることです。
そして「B」には日常使う衣類を、「C」にはシーズンオフや冠婚葬祭用など直ぐに着る機会のない衣類をケースに入れて収めます。
さらに、吊してある衣類の下にできるスペースに注目。
ジャケットやスカート、ワンピースなど型くずれが心配な衣類はハンガーに掛けてパイプに吊しますが、吊す衣類の丈を揃えて長い服から短い服へと順に掛けていきます。 それによって短い服の下にはまとまった空間が生まれ、それがαスペースです。
そのαスペースには引き出しケースを置いて、下着やソックス、ニット、Tシャツなど、たたんでしまいたい衣類を収めます。あるいは、オープンラックを置いてバッグをしまったり、ランドリーケースを置いても良いでしょう。
こうした「ゾーン収納」をもとに衣類を収めると、ハンガーパイプの長さで吊せる衣類は何着、たたんでしまう衣類は引き出しの段数で何着といった具合に、収納空間にあった適量が分かります。
そして、ゾーンごとに衣類のしまい方が決まっているため、いつでも整然とキレイな収納空間を維持しやすくなります。
さらに良いことは、クローゼット内の様子を映像としてイメージしやすくなるので、ショピングの時に「同じ様な服はない?何処にしまうのか?」を意識しながら、計画的な買い物ができるのです。
これなら、闇雲に服が増え続けるようなこともなくなるでしょう。
この「ゾーン収納」を応用すると、クローゼットは次のような使い方もできます。