収納

美部屋オーラを放つクローゼットの秘密(2ページ目)

収納の中身は少しぐらい乱れていても、隠しちゃえば問題ない....な?んて油断していませんか?美部屋オーラは隠れた所から輝きを放つのです。

すはら ひろこ

すはら ひろこ

収納 ガイド

一級建築士

還暦過ぎても現役!建築・インテリア・整理収納の資格と経験による片付け術に定評がある。商品開発や収納用品のデザイン監修をはじめ、雑誌やテレビ、ラジオなどメディア出演多数。著書・監修書20冊以上、人気講師としてオンラインセミナーを開催。プロとして共働き主婦の目線から追求したメソッドが好評。

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キレイすっきりは「ゾーン収納」で

吊す衣類とたたむ衣類の数のバランスによってαスペースを活用しましょう。
衣類をしまう際に何の方針もないままに、ただ何となく収めているだけでは、衣類の在りかがその都度変わって使いにくい収納になってしまいます。

そこで役に立つのが「ゾーン収納」というコンセプトです。クローゼットの床から天井までの縦空間を、衣類の種類と収め方に合わせて、大きく3つのゾーンに区分けして使い分けるようにします。
この「ゾーン収納」の特徴は、右図のようにハンガー掛けした衣類を吊す「A」を中心として、その下「B」と上「C」という3つのゾーンに分けることです。
そして「B」には日常使う衣類を、「C」にはシーズンオフや冠婚葬祭用など直ぐに着る機会のない衣類をケースに入れて収めます。

さらに、吊してある衣類の下にできるスペースに注目。
ジャケットやスカート、ワンピースなど型くずれが心配な衣類はハンガーに掛けてパイプに吊しますが、吊す衣類の丈を揃えて長い服から短い服へと順に掛けていきます。 それによって短い服の下にはまとまった空間が生まれ、それがαスペースです。
そのαスペースには引き出しケースを置いて、下着やソックス、ニット、Tシャツなど、たたんでしまいたい衣類を収めます。あるいは、オープンラックを置いてバッグをしまったり、ランドリーケースを置いても良いでしょう。

こうした「ゾーン収納」をもとに衣類を収めると、ハンガーパイプの長さで吊せる衣類は何着、たたんでしまう衣類は引き出しの段数で何着といった具合に、収納空間にあった適量が分かります。
そして、ゾーンごとに衣類のしまい方が決まっているため、いつでも整然とキレイな収納空間を維持しやすくなります。
さらに良いことは、クローゼット内の様子を映像としてイメージしやすくなるので、ショピングの時に「同じ様な服はない?何処にしまうのか?」を意識しながら、計画的な買い物ができるのです。
これなら、闇雲に服が増え続けるようなこともなくなるでしょう。

この「ゾーン収納」を応用すると、クローゼットは次のような使い方もできます。
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