<目次>
突然の訃報!お通夜より前に香典を事前に渡すのはNG?
香典を事前に渡すのはNG
知人の訃報を聞きましたが、お通夜、葬儀には参列できないので、香典を持参して自宅に駆けつけました。
A:
避けたほうがいいでしょう。お通夜の前に香典を渡すのは、事前に用意していたと思われます。
お通夜、告別式とも参列できない場合は、香典を知人に託したり、また告別式後に改めて香典を持参して自宅へ弔問するとよいでしょう。お通夜の前に自宅を弔問する場合は、お悔やみの気持ちを伝えるだけでじゅうぶんです。
・香典をお渡しする時期にもマナーがあります。
⇒香典を持参する時期
手ぶらで葬儀に出かけてもOK?
Q:恩師の突然の訃報。「供花・供物はご辞退させていただきます」と聞き、手ぶらで葬儀の場所へ出かけたら……。
A:
「供物・供花ご辞退」は香典をお渡しするもの。手ぶらはNGです!
「供物・供花ご辞退」は「供物・供花は受け取りません」と言うことですので供物・供花は贈りませんが、香典を持参します。ちなみに「ご厚志ご辞退」は「香典も供物・供花も受け取りません」と言うことなので、この違いをよく理解しておくこと。一番よいのは、お香典だけは用意して、会場の受付の様子を見て決めることです。
通夜と告別式、両方に出席する場合のお香典
Q:通夜と告別式両方に参列する場合、どちらにお香典を持参すればいいのか迷ってしまいます。
A:
どちらとも決まっていません。
一般的には通夜、葬儀両方に参列する場合は、通夜に持参する場合が多いです。しかし、地域により習慣が違う事もありますので、地域のしきたりに詳しい方に聞いておきましょう。
香典で失敗!?
表書き、包む額の目安、再確認しましょう |
典袋にお金を入れ忘れたのを後で気づきました。
A:
恥ずかしくても出来るだけ早く申し出ること!
お通夜から帰宅して気がついたら告別式に、また後日改めて挨拶に伺い渡すようにします。案外よくあるお金の入れ忘れです。気がつく人、まったく気がつかない人。また気がついてもそのままにしておく人。一番大事なのは、香典袋にお金を入れたかどうかしっかりと確認することです。
お悔やみは悲しみを表現する席。香典に間違いや失礼があってはたいへんです。突然の不幸な知らせでも、あわてずに落ち着いて対応できるように普段から心がけておきましょう。
香典は郵送してもいい?
Q:香典を郵送するのは失礼だと友人に言われました。
A:
現金書留で送れば大丈夫!
遠方での不幸の場合は持参した時と同じように不祝儀袋に入れ、郵便局の現金書留用の封筒に入れて送ります。その時に伺えなかったことへのお詫びを書いた手紙を同封すればよいでしょう。
ただし、お悔やみ状として送る手紙は、封筒も便箋も模様や色のついていない白一色のものを選ぶこと。封筒は内側に別の紙がついている二重封筒は使用しません。なぜなら「不幸が重なる」と言い嫌います。また黒のペンで縦書きで書きます。
香典を会社でまとめてお渡しする場合など
Q:同僚5人で一つの香典袋を持参し、葬儀には私が代表して参列。会葬礼状は、自分の分だけ持って帰ったけど……。
A:
5人分もらって帰りましょう。あとでひとりひとりに渡してあげればいいのです。会葬礼状は香典をいただいた方へのお礼状。参列しなくても受け取っていいのです。
※会葬礼状とは、喪主が参列者に直接あいさつができないので、書面にして渡すもの。礼状には、清めの塩や会葬御礼品(ハンカチなど)が入っています。(宗派によって、清めの塩はない場合も)
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