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紀子妃殿下の「着帯の儀」とは?

着帯の儀とは、世間一般の帯祝いと同じで、妊娠して9ヶ月目の戌の日に安産を願い、胎児を保護する腹帯を着ける儀式。安産を願うセレモニー帯祝いのお話をしましょう。

中山 みゆき

執筆者:中山 みゆき

冠婚葬祭ガイド

先日、秋篠宮妃紀子さまの安産を願う「着帯(ちゃくたい)の儀」が、秋篠宮邸で行われました。この着帯の儀とは、世間一般の帯祝いと同じで、妊娠して9ヶ月目の戌(いぬ)の日に安産を願い、胎児を保護する腹帯を着ける儀式です。

さて今回は安産を願うセレモニー「帯祝い」のお話をします。

帯祝い
地域や家庭によっては帯祝いの風習もさまざま。

帯祝いって?

着帯祝いとも言われ、妊娠5ヶ月目の戌の日に岩田帯と呼ばれる腹帯をおなかに巻いて妊娠を祝い、安産を祈る儀式です。この岩田帯は、長さ2.5メートル(7尺5寸3分)ほどのさらし木綿、白い綿ネルの帯。この帯を巻く事で、おなかを保温して守り、母親になることを自覚させるセレモニーとしても大切です。

現在では簡単に着用できるガードルタイプや腹帯と言われる腹巻きタイプの物など伸縮性があり、使いやすい物が主流となっているようですね。

■皇室での「着帯の儀」とは

「帯親」を勤められる三笠宮さまの使者によって、白木の桐箱に納められた帯が宮廷にとどけられました。モーニング姿の秋篠宮さまが立ち会われ、アイボリー色のロングドレス姿の紀子さまが、側近の侍女長の介添えで締め、秋篠宮さまが結ばれました。

この帯は天皇・皇后両陛下が贈られた表が白、裏が紅の「生平絹(きのひらぎぬ)」で、長さ4メートル55、幅46センチあります。岩田帯よりはるかに長いですよね。

次のページは腹帯を贈る・お祝いの仕方やなぜ戌の日にするのか、まだまだ続きます。>>>
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