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気になる、紀宮さまのご結婚式(2ページ目)

紀宮さまは、結婚と同時に皇族の地位を離れますので、比較的簡素な形で披露宴をされるようです。私たち一般の国民とは趣が違うご結婚式のポイントをおさえてみました。

中山 みゆき

執筆者:中山 みゆき

冠婚葬祭ガイド

結婚
格式張った料理ではないけれど、しっかりした食事とお酒も用意され心あたたまる披露宴になることでしょう。

ご結婚式は神前式


紀宮さまと黒田さんのご結婚式が11月15日の「大安」の火曜日に帝国ホテルで神式で行われます。この神前式は日本の伝統的な挙式スタイル。しきたりを重んじ、厳かな雰囲気の中すすめられます。

神前式は「家と家を結びつける」という考えのもとにあり、参列するのは両家の家族や親戚以外認められません。
※最近一般家庭の式では、キリスト教式のように友人にも出席してもらうケースも多くなっています。


披露宴は媒酌人なしの「お茶会形式」


披露宴には、媒酌人は立てず、天皇、皇后両陛下がご出席されます。女性皇族の結婚披露宴に、両陛下がご出席されるのは異例のことだそうです。

午前中に神前式。そして午後に帝国ホテルでの披露宴。皇族方や黒田家の親族を中心に約150名をご招待されます。飲み物や簡単な料理によるお茶会のような形式でお祝いされます。

格式張った料理ではないけれど、しっかりした食事とお酒も用意されるでしょう。この内容などは、紀宮さまと黒田さんのお二人で相談していろいろ決められたそうです。

定番ともいえるウエディングケーキの入刀や花束贈呈などはあるのでしょうか?あまり派手な演出を好まない紀宮さまですから、控えめにされるかもしれません。


着用される服装は


11月15日のご結婚式はロングドレス、披露宴は和服、そして黒田さんはどちらもモーニングを着用されます。

11月12日の宮中三殿にお別れする「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」には十二単(じゅうにひとえ)を着られます。日本舞踏にも通じ、お着物の所作に慣れられている紀宮さまの十二単のお姿、とてもお似合いでしょうね。

女性の皇族は結婚すると皇族の身分を離れなければなりません。宮中三殿にお別れすることは、皇族と言う身分から離れ、一般の国民としてこれから生活をしていくのです。新しく戸籍が作られ、名字を持ち、選挙権や被選挙権を得られます。紀宮さまが皇籍を離れる時は、法的には婚姻届を出した時点になるのでしょう。

一般的に神前式の挙式には、日本古来の最も格式の高い礼装である白無垢が着られますが、紀宮さまはロングドレスを着用されます。どのようなドレスを着用されるか当日の報道が楽しみですね。

そして披露宴には和装姿。一般的に和装を交えたお色直しは、色内掛→振袖→ドレスや白無垢→色内掛→ドレスといったパターンが多いようですが、紀宮さまの場合は披露宴では振り袖を着られるそうです。紀宮さまがお好きな中間色で、お印(しるし)の未草(ひつじぐさ スイレン科の水草)や菊の花のデザインをした振袖になりそうだとのこと。これもまた楽しみです。


紀宮さまは、結婚と同時に皇族の地位を離れますので、比較的簡素な形で披露宴をされるようです。とは言うものの私たち一般の国民とは趣が違うご結婚式になりそうですね。


<関連リンク>
・宮内庁ホームページ
・プリンセスから公務員の妻へ
・“負け犬”の理想の結婚
・“紀宮様の持参金1億5250万円!一般人は?
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