赤ちゃんの行事・お祝い/お七夜

「命名の儀」と「お七夜」

雅子さまが無事女のお子さまを出産されました。ご誕生から7日目には、天皇陛下がお名前と称号を皇太子さまに伝えられる「命名の儀」が行われます。一般的には「お七夜」にあたる儀式です。

執筆者:中山 隆司

<皇太子ご夫妻のお子さま誕生を祝う>

待ち望まれたお子様の誕生を心からお祝い申し上げます。
お子さまのお健やかなご成長を心よりお祈り申し上げます。

皇太子妃雅子さまは12月1日午後2時43分、皇居内の宮内庁病院で女のお子さまを出産されました。2日午前には、皇居の宮殿で天皇、皇后両陛下と皇太子さまに、皇太子妃雅子さまがお子さまを出産されたことへのお祝いの言葉を述べる「祝詞言上の儀」が行われます。

ご誕生から7日目の12月7日には、宮内庁病院での「浴湯(よくとう)の儀」に続き天皇陛下がお名前と称号を皇太子さまに伝えられる「命名の儀」が行われます。これは一般でいう「お七夜」にあたるものです。また、命名までは「新宮(しんみや)さま」と呼ばれます。

今回はこの「命名の儀」にちなんで「お七夜」について解説します。

赤ちゃんが生まれて七日目は最初の筋目。この日をお祝いするのが「お七夜」です。また、別名を「名づけ祝い」といい七日目に赤ちゃんの名前を決め命名披露の祝宴を開きます。

●命名書の書き方

命名書は奉書紙を横半分におり、折り目を下にして三つ折りにします。三つ折りの中央部に赤ちゃんの名前、右肩に両親の名前と続柄、左下に生年月日。三つ折りの左側中央には両親の名前(又は命名者)、命名した日を右方に。最後に三つ折りして上になる右側の表に「命名」と書き入れます。そして、三方にのせ神棚や床の間に飾るのが正式なやり方です。

現在では神棚や床の間はマンションや団地ではない場合が多いので、その場合は、お家の中で一番目に付く場所に飾ればOKです。

また、略式では半紙の中央に「命名 ○○」と書き左に生年月日書きます。市販の命名紙(右に生年月日もあり)もありますのでそれを利用する事もOKです。この場合は、赤ちゃんのベッドの壁や居間などのはれる場所であれば問題なし。
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