防災/防災関連情報

お部屋探しの防災 其の二 住むなら木造! でも火事は?(3ページ目)

木造建てのアパートを探すとなると心配なのは、やはり火事。家賃の安い古いアパートは? 心配ごとは絶えません。ちょっと横道にそれて、リフォーム時の注意点も書き加えました。

執筆者:荒井 健一

リフォームで危険な箇所を見直す事は、家族を危険から守る為には是非とも検討して頂きたい事の一つです。
壁や天井などは、火災が発生した時に延焼する為に、ほぼ間違いなく火を媒介します。
「天井まで炎が届いたら、消火器による消火は止めて避難しろ」と言い、延焼の拡大を阻止する為には、この部分を少しでも火に強くしたいのです。
リフォームの際、天井を石こうボードで覆うとこの問題が回避出来ます。

そして、壁や天井内部には断熱材をいれましょう。最近では有毒ガスの発生しない断熱材も開発されていますので、素材選びまできちんと管理しましょう。断熱材は火災時の熱の伝導を抑制する働きをします。

どの部分を改修するにしても、余分なプラスチック、ビニール素材を使用している物は避けましょう。避難時に怖いのは「煙」。生活に必要な物には、様々な素材の物があるので、家自体では少しでも燃焼による有毒物質の発生を抑えておきましょう。

高気密にして、お部屋の気密性を高めるのも有効な手です。火災時に酸素の供給を少なくするのが目的ですが、その為の素材選びが難しいし、リフォームではお金がかかりすぎるかも知れません。シックハウス問題を回避するには、自然換気と機械換気を計画的に取り入れなければいけないのです。

これらの改修には、リフォーム会社との相談が重要です。「金銭問題」「素材選び」「確かな技術」など、お客様の目で会社選びをし、嫌われない程度にずうずうしく要求を言えることも大事です。そして、細かな打ち合わせをして、よく相談して工法を決めましょう。

<関連リンク>

▼現在の木造建築
▼火事・地震に備える

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