とても華やかでパーティの主役になりそうな白漆のお重箱。はじめは陶器かと思いました。ガイドがいま一番欲しい漆器です。 |
島さん:そうです。白色の塗りにゴールドの研ぎ出しに仕上げた現代感覚の漆器で、色彩が軽やかなイメージなので、洋風のインテリアにも活用できる新しい漆器です。
ガイド:ところで、AllAboutスタイルストアにあるプロフィールに「伝統工芸の後継者ながらも古いものが大嫌い。そのキャラクターがNEO JAPANESQUE 汎を生みだす」とありますが・・そうなんですか?
島さん:そのとおりですね(笑)。こてこての和ではなく、わっとびっくりするような器を作ってみたいと思います。そのために新しい塗りの開発にも力を入れていきたいと思っています。
ガイド:それは老舗の四代目という家に生まれたことも意味があるのでしょうね・・?
島さん:そうですね。伝統的で奥深い仕事に携わってさまざまな知識をもてたからこそ、新しいことがいろいろできるのだと思います。「鞘百選」という刀の鞘に使われた塗の技など参考になるものは山ほどあるんですよ。
ガイド:あの刀の鞘にそんなに多くの技法があるとは!大事な刀だったでしょうから、鞘にも人それぞれの思い入れがあったのでしょうか。これからも素敵な作品を楽しみにさせていただきます!
■(株)島安汎工芸製作所ホームページ
紀州漆器や根来塗の品や製作工程などが詳しく紹介されてます。
■STYLESTOREつくり手カタログ:島 平さん
漆器は扱い方さえわかっていれば、もっと暮らしのさまざまなシーンで楽しめますね。ガイドも愛用の品を少しずつ増やしていきたいなと改めて思いました。