同じ失敗を繰り返す
獣医さんに言われたことを覚えていない場合にもあることですが、説明を聞いていても深刻に受け止めず、同じ失敗を繰り返してしまう飼い主さんがいます。病気や怪我で動物病院に行った際に、原因を指摘され、その原因を排除するためにペットの食事内容や活動場所(ケージや部屋)の改善を言われたとします。獣医さんに言われたことを守り、原因を排除すればペットは同じ病気や怪我になる可能性は低くなるでしょう。
けれども、獣医さんに言われたことを守らず(覚えていないのではなく、覚えているのに守らない)、同じ病気や怪我でペットを苦しめてしまう飼い主さんがいます。おやつを与えないようにと言われたのにペットがねだるからとあげてしまったり、温度管理をするように言われたのに電気代がかかるからと温度管理をしなかったりする場合などです。
獣医さんは、ペットの健康を維持できるようにするために、飼い方について指導することがあります。これは、病気や怪我を予防するための指導であり、あなたの飼い方を否定しているわけではありません。より安全に、より健康で飼うためにどうすればいいかを指導しているんです。
指導した際にはうなづいて聞いていた飼い主さんが、同じ病気でペットを連れて来たとき、獣医さんは悲しんでいると思います。そして、どうして同じことを繰り返してペットを苦しめるのかと悲しみながら、再び指導するのでしょう。
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