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名城大附属高校(2ページ目)

2006年に東海地区の私立高校では初のスーパーサイエンスハイスクールに指定された名城大附属高校。2009年には東京大学理科I類に現役合格者を輩出するなど、今、東海地区で最も勢いのある高校の一つと言えます。

伊藤 敏雄

執筆者:伊藤 敏雄

学習・受験ガイド

名城大附属を特色づける「普通科」と「総合学科」

普通科には、「特別進学クラス」「一般進学クラス」「国際クラス」があり、総合学科には「数理系列」「コミュニケーション系列」があります。

「特別進学クラス」には、文系コース、理系コースがあり、各コース国公立大学及び難関私立大学進学を目指したカリキュラムになっています。「一般進学コース」は、系列校の名城大学をはじめ、他大学の進学を目指したカリキュラムになっています。

特別進学・一般進学クラスにスーパーサイエンスコースを設置

大会議室からはミッドランドスクエアほか、鉄道ファンかぶりつきの新幹線を展望できる

大会議室からはミッドランドスクエアほか、鉄道ファンかぶりつきの新幹線を展望できる

名城大附属高校のウリはなんと言っても、普通科に設置された「スーパーサイエンスコース(SSコース)」。SSコースは希望者の中から選抜され、ここでは通常の授業の他に、大学教授や研究者の講義が受けられる「先端科学」や、数学と物理を融合させた「数理特論」など、高度な内容を学ぶことが出来ます。

これまでSSクラスへの進学は「一般進学クラス」に限られていたのですが、2011年度の入学者からは、特別進学クラスからも進学が可能になりました(SSコースは2年次から)。

このコースは、高校と大学教員との連携によって、講義と実験を織り交ぜながら、理学部、工学部、農学部、薬学部、医療系学部への進学を目指しており、また、系列校である名城大学薬学部への特別推薦に対応したコースでもあります。

普通科国際クラスでは、名城大との7年一貫教育を実施

普通科の「国際クラス」では、系列校の名城大学人間学部と連携し、高大の7年一貫教育が行われます。ネイティブスピーカーによる「英会話」の授業や外国人学生とのサマープログラムなどの英語の他に、異文化理解、人間学なども学ぶことができます。高校での3年間を受験勉強にとらわれることなく、英会話を中心に、調査、発表などにも積極的に取り組みます。

2009年度の実績では、3年生の英検2級の取得率が61.8%で、準1級取得者もいます。

「理数」や様々な「コミュニケーション」が学べる総合学科

総合学科には、理学・工学に関する基礎知識や技術を習得できる「数理系列」ほか、英語圏のみならず、幅広い地域の人々とのコミュニケーション(中国語など)を学ぶ「グローバルコミュニケーション系列」、保育園や介護老人保健施設との交流を通してコミュニケーション能力を高める「人間コミュニケーション系列」、ネットを介して展開されるバーチャルカンパニーの運営などができる「ビジネスコミュニケーション系列」があります。

体操部は全国大会で優勝選手を多数輩出

部活動も盛んな名城大附属では、温水プール設備も充実

部活動も盛んな名城大附属では、温水プール設備も充実

運動部には、陸上競技、重量拳、卓球、柔道、剣道、ハンドボール、バスケットボール、バレーボール、サッカー、体操、軟式野球、硬式野球、自転車競技、レスリング、ラグビー、テニス、水泳、バドミントン、スキー、ダンス、チアリーディングがあります。体操部は、全国大会で優勝選手を多数輩出。

文化部には、放送、美術、写真、電気科学、吹奏楽、メカトロ、文芸、演劇、茶華道、自然科学、将棋同好会、鉄道研究同好会、英語研究同好会、登山同好会があります。

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