言葉を交わすことはできなくても、ペットの表情やボディランゲージがわかれば、ペットの気持ちはわかりやすくなります。注目して欲しい場所は、耳、ひげ、目、尻尾の4ヶ所。この4ヶ所の動きとその意味がわかるだけで、ペットの気持ちはわかりやすくなるでしょう。


  • フェレットのような小さな耳だとわかりにくいのですが、耳は音を聞いている方向に向いています。前方の音を聞くときは前に、後方の音を聞くときは後ろを向くのです。耳の向きでどこの音を聞いているのかがわかりますので、その方向の音を自分も聞いてみると、ペットが何の音を聞いているのかもわかるでしょう。
    また、耳の広げ方にも注目してください。たくさん音を聞こうとしているときは耳は大きく開きます。おやつの袋を触る音などは、きっと耳を大きくして聞いているペットが多いことでしょう。逆に耳を伏せるようにしているときは、警戒し、正面にいる相手より身体を小さく見せて敵意がないことを示しています。こういうときはそっとしておいて、ペットが落ち着くのを待つといいでしょう(飼い主に対して耳をふせることはあまりないと思いますが、飼い始めたばかりや動物病院の診察台の上にいるときなどは耳をふせる姿勢をとることがあります)。

  • ひげ
    ひげは注意をしている方向に向いています。なにかの臭いを嗅ぐときは、その「なにか」の方にひげは向いています。自分の知っている、安心できる臭いに囲まれているときはひげは顔に寝かすようにしていますが、何か知らない臭いを見つけると、ひげは立って、その臭いの方向に向きます。
    また、たくさん臭いを嗅ごうとするときは、鼻(鼻腔)といっしょにひげも動きます。ペットが何に関心を持っているのか、ひげの動きから判断することができるでしょう。


  • 猫の目のようにわかりやすく瞳孔(黒目の部分)が大きくなることはありませんが、小さなペットたちも興奮状態に応じて瞳孔が広がったり目を大きく見開いたりすることがあります。顔を見るときに、耳やひげの動きと合わせて目の動きも見てみると、ペットの気持ちがわかりやすくなるでしょう。

  • 尻尾
    尻尾の短いペットはわかりにくいものですが、犬が興奮したときに尻尾を振るように、小さなペットたちも興奮状態が尻尾に表れます。興奮していれば尻尾を振ってしまったり、尻尾の毛が立ってしまったりするのです。また、尻尾の位置も注目したいところです。尻尾を立てていたり下げていたりと、普段と違う位置に尻尾があるときは、なにかの気持ちを表していることがあります。
これら以外にも、ペットの身体の大きさにも注目してください。相手を威嚇するときには毛を立てたり二本足で前足を広げて立ったりして、身体を大きく見せます。威嚇しているときは「こっちに来ないで」というサインの場合がほとんどですので、このサインを無視して近づくと攻撃されるおそれもあります。

自分のペットは毎日観察することができる相手ですので、どうかたくさん観察してください。遊びを誘う行動やトイレに行く前の行動など、思わぬところでペットの癖を発見できることがあります。

我が家には6匹フェレットがおりますが、それぞれが癖を持っています。飛びついてきて遊びを誘う子もいれば、ちょっと離れた場所からこっちを見て「遊ぶ?」と聞いてくる子もいます。それぞれの癖を理解し、ボディランゲージを読み解くことで、私は彼らと日々楽しく遊べています。同じ種類でも1匹ずつ個性があり、ボディランゲージが変わることもありますので、ペットをよく観察して「うちの子のボディランゲージ」がわかるようになってください。


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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。