ここ数年、アレルギーやズーノーシスなど嫌な面でペットを取り上げられることが増えています。多種類のペットが飼われる(輸入される)ようになったことや、ペット業者の管理方法等の問題もありますが、その理由のひとつに、私達のペットとの関係があります。ここで、ちょっとペットとの正しい付き合い方を考えてみましょう。

ペットは人間ではない

ペットを子供のように可愛がる。そういう人は多いですし、私自身もそうです。けれども、ペットを人間扱いしてはいけません。

ハムスターでもウサギでもフェレットでも、みんな人間とは違う種類の生き物です。彼らの生態を理解し、彼らにとって必要なことを考える。それが飼い主のすべきことだと思います。

どんなにペットが好きでも、彼らを人間として扱う必要はありません。自分がケーキが好きだからといって、人間用のケーキをペットに分け与える必要もありません。ペットはペット、人間とは違う。当たり前のことなのですが、それを忘れてはいけません。

過保護は愛情とは違う

ペットが病気のとき、私達は彼らの看病や介護をします。食べやすいようにごはんを手作りすることもあれば、時には食べさせてあげることもあるでしょう。でも、普段からごはんを食べさせてあげる必要はありません。

ほとんどのペットは、過保護にされてもそれを受け入れるでしょう。あなたを世話係りにしてくれると思います。その結果、飼い主に依存した、1人で留守番もできない子になってしまうことがあります。果たしてそれはペットにとっていいことでしょうか? 飼い主が望んだペットとの関係でしょうか? ペットの望む暮らし方でしょうか? 

お互いのために線引きが必要

飼い主が口移しで食べ物を与えたり、ペットとキスをするのは、楽しいことかもしれません。でも、そこには常にズーノーシス(人獣共通感染症・動物由来感染症)の危険性があります。

ズーノーシスは決して少ない感染症ではありません。健康であってもペットがウィルスを持っていることも少なくありません。「大丈夫」と過信してはいけないのです。

口移しや同じお箸やスプーンで食べ物を食べるなど、必要の無い接し方さえしなければ、ペットから病気をもらう確率はかなり低くなります。あなたの行動で予防することができるのです。

もしあなたがズーノーシスに感染した場合、あなただけでなくペットも責められることを忘れないでください。あなた次第でペットが悪者にされることもあるのです。自分とペットのために、してはいけないこともあるのです。

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