▼ペットショップに規制は必要か
今、日本のペットショップには無いに等しい規制しかありません。
許可を取らなくても開店でき、管理状態が悪くてもチェックが来たときにパスできればOKだし、違法入手した固体があってもそれを行政の人が見分けられないから大丈夫。
安く仕入れるために質の悪い(先天的に病気を持っている固体等)を入手することもできれば、品質の悪いフードや用品を入手することもできますし、アルバイトで安く人件費をあげることもできるでしょう。
売れなければ値下げし、残ってしまえばオークションに出したり、店員に安く分けたり、動物病院に持って行って処分することもできる。
こういうペットショップがある現状のままでいいのでしょうか?
もちろん、しっかりと許可を取り開店し、ペットの管理や店員の教育に力を入れ、厳選したフード・用品を扱う良心的なお店もあります。
こういうお店の方が割合としては多いはずです。
でも、一部に悪質なショップがある限りペットショップに規制は必要ない、とは言い切れません。
ペットショップが扱うのは命ある生き物。
人間の保育施設と同程度、とまではいかなくてもある程度の規制・許可制は必要ではないでしょうか?
一昨年だったでしょうか、知り合いの鳥屋のおじいちゃんがたまたま一緒にいたチンチラに詳しい方に習性等を聞いている場面に出会ったことがあります。
人気があるからお店に置きたいけど、わからなくては置けないからと教わっていたのです。
決してこういうお店は多くないのかもしれません。
でも、扱うからと勉強をしているお店もあります。
大型のペットショップで動物病院で売るはずな処方食を扱っているお店に出会ったことがあります。
病気の子のための処方食は、その子の状態を判断して処方される食事です。
それが、誰もが選べるように展示されていました。
病院で処方された方だけが同じものを選んで買ってくれることを願うばかりです。
ちなみにこのショップは、店内で売り物である仔犬・仔猫と遊べる場所が設けられており、伝染病の恐怖を私が感じたのは言うまでもないことでしょう。
ペットの値段やフード・用品の品揃えばかりに気を取られていたら、
私たちはペットのことを考えているお店から遠のいてしまうのかもしれません。
ペットショップは長く付き合うお店を選ぶ必要は無いかもしれませんが、
いろんなことが話せる店員さんのいる、買い物に行って楽しめるお店を選んで利用して欲しいです。
「ペット好きな人はいい人だ」
この漠然とした理由のわからない迷信(?)は間違いですからみなさん信じないで下さい。
どんなにペットが好きだって、自分や社員の生活がかかれば変わらざるを得ないのです。
好きだけでペットショップは運営できないんです。
それを私達購入者が理解し、ショップを選ぶようにしていくことが今自分達ができることなのではないかと思います。
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