熱帯魚/熱帯魚関連情報

平成のメダカの学校には、色々な生徒が。(2ページ目)

古くから観賞魚として親しまれてきたメダカ。すでに江戸時代には、白変種の存在が知られていた。昨今では白色のみに留まらず、幾つかのカラーバリエーションやタイプが知られ、人気を博している。

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド


色々な種類のメダカ


白メダカ以外にも、幾つかの色のメダカがいます。これは、体の表面にある数種類の色をつかさどる細胞の、有無や組み合わせなどで表現されます。メダカは遺伝の実験生物としても、古くから利用されてきたこともあり。観賞魚としての歴史の深さからも、多くの改良品種が作られてきたのでしょう。

しかし、自然の中では、白や赤といった色は目だってしまうので、メダカを襲う他の生き物にすぐに見つかり食べられてしまいます。

野生のメダカがいなくなる


白メダカ
グレーの体に、背中のラインが、昔ながらの黒めだかのとくちょう>
そんな古くから親しまれたメダカ。一昔前には、日本のいたるところで、その姿を見ることができたのですが。残念ながら、最近では余り見られなくなってきています。メダカの生息しやすい環境が減るなど、様々な要因からメダカの生活しづらい世の中になってきているようです。

そんなことから、環境省が発表するレッドリスト(絶滅の恐れのある動植物のリスト)にも、指定されています。

また、外見からは同じように見えるメダカでも、住んでいる地域によってそれぞれ特徴があります。実際に、日本に生息するメダカは、数種の地域個体群として、分けて扱われてます。

ですから、買ってきたり、違う場所で捕まえたメダカをむやみに放すことも、メダカの絶滅を手助けしてしまいます。その地域の環境に、適したメダカがすんでいるので、理由のない移動は避けるべきです。

上でも書きましたが、最近では色々なメダカの品種が、観賞魚として販売されています。ぜひ、同じに見えるメダカにも、その土地にあった種類がいるので、むやみに逃がしたりするのは良くないことだと知っておいて下さい。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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