犬にマイナス感情を植えつけない接し方、しつけ方を
おやつで誘導しながら、一歩ずつ。 |
冒頭では、子犬の抱き方、リードの扱い方、犬への接し方など、ごく初歩的な、しかしそれでいてあまり意識されていないことが多い、大切なポイントをレクチャーされます。例えば、思ったように子犬が動かなくても決して無理にリードを引っ張らないなど、各インストラクターにはそれまで培ってきた独自の指導方法があったとしても、『PUPS』のインストラクターとして共通しているのは、「犬にマイナス感情を植えつけないトレーニングをする」ということ。
いろいろなものに慣れる-“環境”と“人”
人に慣らすのと同時に、犬への接し方も学ぶことができる。 |
“知らない人に慣れる”では、丁度お子さんの参加がありましたので、その子が一頭一頭におやつをあげたりしながら犬達とふれあっていきます。犬に出会った時にはどう接すればいいのか、飼い主としてはどういうところに気をつけたらいいのか、そして当の犬は知らない人に慣れる、つまり人間という生き物に慣れる、といった3つの要素を含んでいます。いきなり頭を撫でる、初対面の犬に正面から向かい合って目を見る、覆いかぶさるような姿勢で犬に接する……などは、犬にしてみれば不安を抱くもの。ついしてしまいがちな私達のこういった行為が、実は犬と接する時の重要なポイントであることを気づかせてくれます。
いろいろなものに慣れる-“子犬同士のセッション”
子犬同士で遊ぶチャンスが少ないこの時期、こうした機会はとても貴重。 |
これらプログラムに一環しているのは、犬達、または飼い主さんの行動を観察し、犬との距離や、飼い主としての態度、他の犬と引き離すタイミング、おやつを与えるタイミング……など、その場その場でインストラクターからアドバイスを受けることができるということ。飼い主さんもそうした体験を通すことで、より理解しやすくなるのではないでしょうか。
最後に、次のページで、参加した飼い主さんに感想などをお伺いします。